松田聖子「Windy Shadow」

Windy Shadow - 松田聖子
Windy Shadow - 松田聖子

松田聖子さんのアルバム「Windy Shadow」。
1984年12月発売のアルバムです。聖子さんは1980年のデビューなので、デビュー5年目の円熟期のアルバムということになります。

個人的なことを書かせていただきますと、管理人は聖子さんと同年です。聖子さんがトップアイドルとして活躍していた1980年代前半は、管理人の学生時代に当たります。管理人は高校時代からクラシックを聴き始め、学生時代にはクラシックの世界にどっぷりと浸っていました。当時、流行歌はほとんど聞きませんでしたが、聖子さんだけは例外でした。聖子さんの全てのアルバムをダビング(というのは、LPの中身をカセットテープに記録することです。当時はCDはまだ黎明期で、一般にはあまり普及していませんでした)して、聴いていました。

「Windy Shadow」には次の10曲が収録されています。カッコ内は作曲と編曲で、作詞は全曲松本隆です。

マンハッタンでブレックファスト(大村雅朗、大村雅朗)
薔薇とピストル(SEIKO、大村雅朗)
今夜はソフィスティケート(Holland Rose(佐野元春)、大村雅朗)
そよ風のフェイント(矢野顕子、戸塚修)
ハートのイアリング(Holland Rose、大村雅朗)
Dancig Cafe(杉真理、船山基紀)
MAUI(NOBODY、大村雅朗)
銀色のオートバイ(林哲司、戸塚修)
ピンクのモーツァルト(細野晴臣、細野晴臣・松任谷正隆)
Stat(林哲司、大村雅朗)

さて、「Windy Shadow」は一般にはそれほど傑作アルバムだと評価されていないのではないでしょうか。
管理人の見たところ、その理由は、第1に「Windy Shadow」に収録されているシングル曲が「ハートのイアリング」「ピンクのモーツァルト」と聖子さんシングル曲の中では比較的地味なこと、第2にアルバム全体のコンセプトが不明確なことです。
すなわち「Windy Shadow」には「そよ風のフェイント」のような春の曲が含まれている一方で、「MAUI」のような夏の曲、「ハートのイアリング」のような冬の曲も含まれています。また内容的にも、「そよ風のフェイント」「MAUI」のような純愛ソングが含まれている一方で、「マンハッタンでブレックファスト」「薔薇とピストル」「Dancing Cafe」のような破天荒な曲、「Star」というバラードも含まれています。
このようにアルバム全体を貫くコンセプトのようなものは見当たらず、悪く言えば寄せ集めのようなアルバムです。

しかし個々の曲を取ってみれば、聖子さんの全てのアルバムの中でも屈指というくらい、名曲が多いように思います。
管理人の好きな曲を挙げてみます。

まず「マンハッタンでブレックファスト」です。歌詞は破天荒ですが、アップテンポのメロディが良いし、ユーモラスな曲です。

次に「今夜はソフィスティケート」です。この曲もHolland Rose(佐野元春)さんの付したメロディーが良いです。別れた元カレから電話がかかってきて再会するという設定ですが、「黒いドレス 精一杯着飾った」と女性心理を見せます。「気障な仕草見てられないわ 二年前ならば騙されたけど」というフレーズは絶妙なのではないでしょうか。

さらに「Dancng Cafe」です。この曲も破天荒ながら面白い曲です。「調子がいいわね 腰を抱いた手が チークなんて十年早いの、煙草くわえても むせて苦しそう ワルぶってもかわいいわ」と女心を見せます。

最後に「MAUI」です。この曲は管理人の大好きな曲です。のどかなメロディーが絶妙です。管理人は聖子さんの全ての曲(と言っても1990年代以降の曲は何も知らないに等しいのですが)の中で最も好きな曲が、この「MAUI」か、1982年のアルバム「Pineapple」に収録されている「P・R・E・S・E・N・T」かで迷うというくらい、好きです。そのくらい、この曲のメロディーが大好きです。

このように「Windy Shadow」は管理人の愛する曲が多く、アルバムの出来という点では今一つの感はあっても、好きなアルバムなのです。
管理人の最も好きな聖子さんのアルバムは「風立ちぬ」ですが、その次が「Pineapple」か、「ユートピア」か、この「Windy Shadow」かというくらい、好きなのです。

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