ミケランジェリ/ガーベンのモーツァルト「ピアノ協奏曲第25番」

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番・第25番 - アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番・第25番 - アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ

今日の東京は曇り空の寒い1日です。
今日は、モーツァルトのピアノ協奏曲第25番ハ長調K503を聴きました。
演奏は、アルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリ(p)とコード・ガーベン指揮北ドイツ放送交響楽団です。1989年6月のライブ録音です。レーベルはDGです。

本曲はモーツァルトとして珍しくスケールの大きい壮麗な第1楽章で始まります。
第2楽章は緩徐楽章ですが、モーツァルトらしく優雅で格調の高い楽章です。
第3楽章も平明・流麗ですが、途中で短調に移調し陰影を感じさせます。
ただし全体としては平明・優雅な楽想で、スケールの大きさを感じさせる曲だと思います。モーツァルトのピアノ協奏曲の第20番から第27番までの傑作群の中では人気の面で今一つの曲のように思いますが、それは第2楽章に妙味が乏しいことが原因ではないでしょうか。

ミケランジェリ(1920ー95)の演奏は、69歳という晩年の演奏ということになりますが、完璧主義者として有名だったミケランジェリらしく、音が隅々まで鳴りコントロールされているのが分かります。音はクリスタルで清澄です。フォルムを崩すことは一切なく、知的に設計された演奏です。主観を交えない客観的な演奏ということができます。
優雅なモーツァルトをお好みのリスナーの方にとってはお好みでないかもしれませんが、管理人は個人的に好きなタイプの演奏です。
またガーベンは管理人の知らない指揮者ですが、録音当時の1980年代に音楽監督だったギュンター・ヴァントに鍛えられた北ドイツ放送交響楽団が、巨匠ミケランジェリをしっかりサポートしているのは分かります。
名演と言えると思います。

追記 今回の記事で、本ブログにおいて「クラシック音楽」のテーマで書いた記事が、ちょうど500回に到達しました。
本ブログを開設したのは2006年6月なので、13年6ヶ月をかけての到達です。

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