フランソワのショパン「ワルツ集」

ショパン:ワルツ集(14曲) - フランソワ(サンソン), フランソワ(サンソン)
ショパン:ワルツ集(14曲) - フランソワ(サンソン), フランソワ(サンソン)
今日土曜の東京は温暖で晴天という絶好の天気でした。
しかし東京では外出自粛要請が出されており、外出した人は少数派のようです。
管理人は所用で池袋に行きましたが、西武百貨店をはじめ休業の店が多く、人通りは少なかったです。全国的に新型コロナの感染は増加する一方のため、政府により緊急事態宣言が出されることは時間の問題と思われます。
自粛自粛が続き、国民の間では経済面と精神面の両面で厳しさが増していると思います。

今日の1曲は、ショパンのワルツ集です。演奏はサンソン・フランソワです。1963年1月のEMIへの録音です。

ショパンのワルツというと有名曲が多く、クラシック・ファンでなくても耳にしたことがあるという人が多いものと思われます。「子犬のワルツ」「嬰ハ短調のワルツ」「別れのワルツ」あたりは特に有名だと思います。管理人の経験上、甘美でロマンティックな「別れのワルツ」を愛好する方は多いです。
管理人は個人的に、「別れのワルツ」と並び第5番変イ長調作品42が好きです。この曲のコーダはカッコイイのではないでしょうか。
また比較的地味なところでは、第12番へ短調作品70ー2が好きです。甘美さと憂愁の感じられる佳曲だと思います。

フランソワの演奏は名人芸と言うべき名演です。あるところはインスピレーションの赴くままに、あるところはデリケートに弾いています。随所にフワンソワ独自の歌い回しが現れます。戦前のアルフレッド・コルトーの系譜に連なる主観的な演奏です。それでいて全体的には作りものの感はなく、自然体のように感じられます。至芸です。
フランソワのショパン録音は全体的にやや出来不出来があり、例えば「協奏曲」はあまり出来が良くないように思います。しかしこの「ワルツ」は名演というほかありません。「マズルカ」等と並び、フランソワのショパンの中では最も出来が良いのではないでしょうか。

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この記事へのコメント

2020年04月06日 00:00
こんにちは。
いつも大変お世話になっております。

ショパンのワルツはピアノだから醸せる、ショパンのピアノだけの持つ世界なのだと思っています。
第5番の「華麗なるワルツ」と「子犬のワルツ」に挟まれた中にひっそりと光る存在感、12番の「華麗なるワルツ」イ短調の裏の姿のような落ち着き、ショパンは華やかなワルツをどれも派手な調でなく落ち着いたもので記したのが魅力だと感じ入ってしまいます。

フランソワはこの頃、家庭崩壊を招いてお酒に逃げていたと聞きますが、これらのワルツの中には、ありふれた暮らしへの回顧と後悔がふと漂うように感じます。

コロナで我が家も主人のご両親、子供とほとんど家に閉じ籠る毎日が続き、家事で自分の時間が取れませんが、束の間でも音楽があるから随分と気が楽になります。
2020年04月07日 16:51
よしな様
コメントを頂き、有り難うございます。
また拙ブログに御賛同を頂き、有り難うございます。
ショパンのワルツというと色々な機会に耳にすることの多い曲なので、スタンダードな演奏だと面白くなく、個性派ピアニストで聴いてみたいという気持ちがします。フランソワはその筆頭ですが、戦前のコルトーも私にとっては忘れられない演奏でした。

コロナは世界中の人々に仕事はもちろん精神的に大きな負担を与えていると思います。特効薬が開発されない限り、終息に向かうことは中々ないように思います。