ジュリーニ/シカゴ響のドヴォルザーク「交響曲第8番」

東京は今日も快晴でした。管理人の住む辺りでは銀杏の紅葉が美しく、秋の深まりが実感させられます。
今日の1曲はドヴォルザークの交響曲第8番ト長調作品88です。
演奏はカルロ・マリア・ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団です。1978年3月のDGへの録音です。

本曲は通例どおり急・緩・急・急の4楽章構成を取ります。
第1楽章は、チェコの民族色濃厚な旋律で始まります。ここでのジュリーニの曲の入りは、ゆったりとしたテンポで旋律を歌わせており、思わずハッとさせられる素晴らしさです。ここを聴いただけで、全曲を通じて本録音が決して凡演とはならないことを感じ取ることができます。
曲の方は続いて自由自在の明るくのびのびとした曲想となります。
第2楽章はアダージョですが、晴れ晴れとしたような曲調です。中間部でのヴァイオリンによってチェコの民族的旋律が美しく奏でられます。
第3楽章は本曲で最も有名と思われる楽章です。ワルツ風に作曲され、壮麗な楽章です。
第4楽章はフィナーレに向かって高揚しますが、民族風や行進曲風の旋律が盛り込まれた独創的な楽章です。

本曲はこのようにチェコの民族色豊か、チェコ情緒満載の魅力的な曲です。また第3・4楽章等で作曲者ドヴォルザークが相当工夫・苦労して推敲を重ねて作曲したことが推察できる曲です。管理人は今日本曲を聴いてみて、第2楽章に惹かれるものを感じました。
また本曲は、ドヴォルザークの全部で9曲の交響曲の中で、第9番「新世界」に次いで有名な曲と思われます。管理人に言わせると本曲は「新世界」以上に魅力的な曲です。本曲に例えば「ボヘミア」のようなニックネームが存在すれば、「新世界」に匹敵する有名曲となり得たように思いますが、いかがでしょうか。

ジュリーニ/シカゴ響の演奏は、本曲のベスト演奏ではないかと思うくらい素晴らしいものです。
まずシカゴ響の演奏が素晴らしいものです。各パートの能力、オーケストラ全体の合奏能力ともに完璧です。本演奏に欠点があるとしたらそれは「完璧」ということではないかと思うくらいです。
ジュリーニの指揮も、旋律をよく歌わせている一方、全体としてはゆっくりテンポではなく、民族色豊かな本曲の曲想に最もマッチしているように思います。
もっとも本録音は1970年代後半の録音ですが、ジュリーニは1990年代に本曲をロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を振って再録音しています。管理人はコンセルトヘボウ盤は聴いたことがないのですが、コンセルトヘボウ管弦楽団の音色はドヴォルザークにマッチするように思えるので、本シカゴ響盤を上回るかもしれません。

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