私の好きな作家・小説

今日は雑談です。
管理人は、クラシック音楽の鑑賞とともに読書を趣味にしています。
本を読みクラシックを聴くということは、趣味を超えて人生そのもの、自分がそのために生きている行為のように思います。

さて以前本ブログで、管理人の好きな作曲家は、生まれた年代順にハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、ブルックナーの6人であると書いたことがあります。

では管理人のクラシックと並ぶ趣味(?)である読書分野で、好きな作家(ただし詩人・歌人等は除き、小説に限定することにします。実際は管理人は、李白・陸游をはじめ中国の漢詩をたいへん愛好しているのですが)はというと、時代順に、

紫式部
ドストエフスキー
谷崎潤一郎

の3人になります。
昨年までは好きな作家はと訊かれると、日本の作家で谷崎潤一郎、海外の作家でドストエフスキーだと答えていました。
しかし今年、新型コロナウイルスの感染拡大のため巣ごもり生活を余儀なくされた中、時間的余裕ができたので、『源氏物語』を最後まで通読することができました(林望訳、祥伝社版で読みました)。そして『源氏物語』のことを日本・海外両方の文学を含めた世界文学史上の大傑作だと思うようになりました。
今時点では、好きな作家はと尋ねられると、日本で紫式部、海外でドストエフスキーと答えることになります。

次に好きな小説ですが(思想・哲学書や政治・経済に関する本、さらに詩・短歌・俳句など小説でないものは除きます)、管理人の好きな小説は、書かれた年代順に、

作者不明『伊勢物語』
紫式部『源氏物語』
羅貫中『三国志演義』
エミリー・ブロンテ『嵐が丘』
ドストエフスキー『地下室の手記』
同『罪と罰』

の6作になります。

日本の作家では夏目漱石『草枕』や谷崎潤一郎の『痴人の愛』『春琴抄』『盲目物語』の諸作、海外ではシェークスピアの四大悲劇やドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』など上記の6作以外にも愛好する作品は多いのですが、特に好きな作品となると上記の6作ということになります。
『三国志演義』は異質なようですが、エンターテインメント小説の代表として挙げました。

上記6作の翻訳(現代語訳)について付け加えますと、『伊勢物語』は最近まで石田穣二訳(角川ソフィア文庫)で読んでいました。そこへ5年くらい前、河出書房新社の日本文学全集(池澤夏樹個人編集)の一環として川上弘美訳の『伊勢物語』が出ました。最近川上訳を読んでみて、石田訳より川上訳の方がすぐれていると思いました。
『源氏物語』は現代語訳が多数出ています。管理人は与謝野晶子訳(角川文庫)で読もうとして途中で挫折し、今年林望訳(祥伝社文庫)で通読することができたのです。管理人は谷崎潤一郎のファンなので、いつか谷崎訳の『源氏物語』(中公文庫)を読んでみたいと思っています。

『三国志演義』は立間祥介訳(現在は角川ソフィア文庫)、『嵐が丘』は河島弘美訳(岩波文庫)で読んでいます(『嵐が丘』を最初読んだ時は田中西二郎訳でした)。
ドストエフスキーはその多くの作品を新潮文庫版で読んでいます。『罪と罰』は工藤精一郎訳、『地下室の手記』は江川卓訳です。ドストエフスキーは2000年代に光文社古典新訳文庫から新訳が出て話題になったので『罪と罰』『地下室の手記』も新訳で読んでみましたが(前者は亀山郁夫訳、後者は安岡治子訳でした)、読みやすい反面格調の高さが失われているように思い、残念な気持ちになりました。

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この記事へのコメント

2020年12月25日 16:13
アルトゥール様、こんにちは。
いつも大変お世話になっております。

>本を読みクラシックを聴くということは、趣味を超えて人生そのもの、自分がそのために生きている行為のように思います。

そのお言葉に出会い、とても共感と親近感を増しました。
拝読させて頂けて本当に心が温まりました。
2020年12月27日 05:33
アルトゥールさま
お早うございます、お久しぶりです
「コロナ」「コロナ」の1年も 終わろうとしておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

読書と音楽 小生も 長らく そういう日々を送っております(最近はどちらも減って来ていますが…)

谷崎も大好きで「文章讀本」、初期の「犯罪小説集」スゴい短編が多いです、「瘋癲老人日記

大学以降は Austen の Sense and Sensibility、Greene「モンシニョール・キホーテ」、クリスティの「春にして君を離れ」、「カートゥン」、などなど これらは 英語で読んできました
しかも 沖縄に行ったときは Abesnt in the Spring を読むという習慣にしておりました

最近の本では 浅田次郎「蒼穹の昴」に続く 作品
「蒼穹の昴」4巻は 沖縄に送る荷物の中に入れていました…
ビーチで涙を流しながら読んでいるオッチャンがいたら それは 私です、と…

思い出話を書いてしまいました <(_ _)>
寒い日々が続きそうですので お身体をご自愛ください
良い年をお迎えください

ミ(`w´彡)



好きな小説 重なるものが多いです
「伊勢物語」は高3のときに 原文で読みました(「源氏」はさすがに… 徒然草、大鏡 などは高校時代に読んでいます)
入試の結果発表までに日々 ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」を食事、睡眠時間を除いて 読みとしました
2020年12月27日 05:37
アルトゥールさま 追伸です

送信して 見てみると
上の方に 書いている部分が 下の方に来ておりました
「伊勢物語」から 谷崎に 入るまでです

目が悪くなってから こんなことばかりですが
ご容赦 ください <(_ _)>
2020年12月27日 10:10
よしな様
コメントを頂き、有り難うございます。
読書とクラシックは私の人生から切り離せないものです。よしな様も御同様でしたか。
私自身、もうすぐ還暦ですが、このような趣味(?)を持つことができて幸運だったと思っています。
2020年12月27日 14:35
rudolf2006様
コメントを頂き、有り難うございます。
小説の方でも好みが共通すると分かり、嬉しいです。

私は「伊勢物語」に魅力を感じるようになったのは最近です。源氏物語にない簡素・素朴な味わいがあると思います。当然、歌中心に味わうこともできますし。
ドストエフスキーは大学に入ってからです。「罪と罰」に始まり、半年くらいドストエフスキーにはまっていた時期がありました。谷崎の初期短編は確かに面白いですね。最近は「春琴抄」など昭和期の作品に魅力を感じていますが。
アガサ・クリスティーは高校時代にはまり「春にして君を離れ」も読みましたが、クリスティーは多作なので未読のままにしている作品も多いです。
rudolf2006様の挙げておられるジェーン・オースティンは、全く未読ですが、これからの人生で読んでみたい作家です。日本では大江健三郎も…。
私には英語力がなく、原書で読むようなことはできないのですが…。