レオンスカヤのシューベルト「ピアノ・ソナタ第21番」

シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番・第21番 - レオンスカヤ(エリザベート), シューベルト, レオンスカヤ(エリザベート)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番・第21番 - レオンスカヤ(エリザベート), シューベルト, レオンスカヤ(エリザベート)
今日の東京は最高気温が20度を超えるという温暖な1日でした。まだ2月なのに、です。これも異常気象の一環なのだろうと思います。
今年は春・夏の到来が早く、そのうえ猛暑の夏になる予感がするのですが、どうでしょうか。

今日の1曲はシューベルトのピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960です。
演奏はエリーザベト・レオンスカヤ(p)です。1987年2月の旧テルデックへの録音です。

本曲はたいへん有名な曲なので、曲自体には立ち入らないことにします。
全体的に静謐な深々とした曲です。たいへん深遠な曲だと思います。何か恐ろしさを感じます。
決して彼岸の曲ではないと思います。現世的でリアルな恐ろしさを感じさせる曲のように思います。
本曲はシューベルトの亡くなった年、31歳の時の作品です。管理人にも覚えがあるのですが、31歳というと、まだ若いエネルギーに満ち溢れた年頃のはずです。わずか31歳の若さのシューベルトが、なぜこんなに深く恐ろしい曲を作曲することができたのか、管理人は以前から不思議でなりません。これを天才の鋭敏な神経のなせる業だとしたら、シューベルトはモーツァルト以上の天才だったのでは、とさえ思います。

エリーザベト・レオンスカヤの演奏は、誠実で真摯な、淡々としたものです。
本曲にはスヴャトスラフ・リヒテルの有名な録音があります。
管理人は3年前、レオンスカヤが東京でシューベルト・チクルスを行った時聴きに行ったのですが、レオンスカヤの演奏は、旧ソ連の先輩で親交が厚かったと伝えられるリヒテルと、どこか似たものを感じました。両者とも淡々と弾いているせいで、曲の深遠さがリスナーに直接的に伝わってくるのです。
管理人は本曲は、レオンスカヤかブレンデルで聴くことが多いです。リヒテル盤はスケール感がありすぎて、気軽に聴くことのできない演奏のように思うのです。
レオンスカヤは日本ではあまり人気がないように思いますが、その誠実な演奏スタイルはもっと評価されてしかるべき、と言えるように思います。

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この記事へのコメント

2021年02月21日 22:44
アルトゥール様、こんばんは。
そういえば11月にも夏日があり、暑いのが苦手な私は今年が猛暑にならない事を願っているのですが、コロナが弱まるなら・・う~ん・・我慢しちゃうかも(あはは)

レオンスカヤさん、実は私もアルバンベルクとの「ます」しか持っていない事に記事を拝読させて頂き気付きました。

弦楽四重奏に埋もれてしまわない清冽さが「ます」にピッタリだと感じたものです。
彼女のシューベルトのピアノ・ソナタに興味を持ちました。
いつも素敵な記事ありがとうございます。
アルトゥール
2021年02月22日 15:43
よしな様、コメントを頂き有難うございます。

>レオンスカヤさん、実は私もアルバンベルクとの「ます」しか持っていない事に記事を拝読させて頂き気付きました。
>
>弦楽四重奏に埋もれてしまわない清冽さが「ます」にピッタリだと感じたものです。
>彼女のシューベルトのピアノ・ソナタに興味を持ちました。

レオンスカヤのシューベルトは一見普通、平凡に聞こえますが、リヒテル、ギレリスら旧ソ連の他のピアニストと比べてタッチが柔らかく、耳に馴染みやすいように思います。今、レオンスカヤのシューベルト集がびっくりするような廉価で入手できますよ!
私はシューベルトのピアノ曲はケンプ、ブレンデルが好きなのですが、時々シフやレオンスカヤも聴きます。曲が良いので、色々なピアニストのアプローチを楽しみたいものだと思っています。
アルトゥール
2021年02月23日 18:44

>アルトゥールさん
>
>よしな様、コメントを頂き有難うございます。
>
>>レオンスカヤさん、実は私もアルバンベルクとの「ます」しか持っていない事に記事を拝読させて頂き気付きました。
>>
>>弦楽四重奏に埋もれてしまわない清冽さが「ます」にピッタリだと感じたものです。
>>彼女のシューベルトのピアノ・ソナタに興味を持ちました。
>
>レオンスカヤのシューベルトは一見普通、平凡に聞こえますが、リヒテル、ギレリスら旧ソ連の他のピアニストと比べてタッチが柔らかく、耳に馴染みやすいように思います。今、レオンスカヤのシューベルト集がびっくりするような廉価で入手できますよ!
>私はシューベルトのピアノ曲はケンプ、ブレンデルが好きなのですが、時々シフやレオンスカヤも聴きます。曲が良いので、色々なピアニストのアプローチを楽しみたいものだと思っています。