フルニエ/ルージイチコヴァのバッハ「チェロ・ソナタ集」

今日の東京は晴天でしたが、寒い一日でした。しかし東京では今日は例外で、2月中旬頃から温暖な日が多く、例年よりも早く春が到来することが予感されます。
新型コロナウイルスの感染の方は、全国的に1月中旬がピークで、2月になって目に見えて現象傾向が続いています。これを受けて、大阪府・京都府、それに愛知・岐阜・兵庫・福岡各県の6府県で明日28日に緊急事態宣言が解除される見通しとなりました。首都圏4都県も3月7日に解除される見通しです。管理人は個人的には、医療の逼迫している地方自治体では、緊急事態宣言の解除は慎重になされるべきだと思います。

今日の1曲は、バッハのチェロ・ソナタ第1〜3番BWV1027〜1029です。演奏はピエール・フルニエ(vc)、スザナ・ルージイチコヴァ(cemb)です。1973年5月のエラートへの録音です。

本曲は元々ヴィオラ・ダ・ガンバのために作曲され、それゆえガンバ・ソナタと呼ばれることもあります。録音上も少なくともここ数十年はヴィオラ・ダ・ガンバを用いて行われることが多いように思いますが、今日聴いたのはチェロによる録音でした。
本曲は第1番と第2番が緩・急・緩・急の4楽章構成、第3番が急・緩・急の3楽章構成を取っています。曲自体は第3番が、最も演奏技術が要求されチェリストにとって弾き甲斐のある曲なのだろうと思います。
しかし第1番・第2番も緩徐楽章で始まるせいで温和な曲という風情があって、管理人の好きな曲想です。結局管理人は3曲とも好んでいます。

フルニエとルージイチコヴァの演奏はたいへん素晴らしいものです。フルニエ(1906年生まれ)は録音当時70近い年齢で、技術的には全盛期を過ぎていたのだろうと思いますが、本録音ではゆっくりとしたテンポでの春風駘蕩とした演奏です。のんびりと歌うような演奏です。各曲の温和な曲想を考えると、このフルニエの演奏は理想的な演奏のように思います。
本ブログでは過去(10年以上も前ですが…)にシュタルケル/ルージイチコヴァ盤のエントリーをしたことがあります。シュタルケルの演奏は剛毅な骨太の演奏だったと思いますが、今から考えるとシュタルケルよりフルニエの方が曲想と適合しているように思います。
アンサンブルの名手ルージイチコヴァのチェンバロも、決して単調にならず立派なものです。
本曲の演奏は、現在では上記のようにヴィオラ・ダ・ガンバによる演奏が大半だと思いますが、そのような時代にあっても本フルニエ/ルージイチコヴァ盤は長く聴き継がれていく価値のある演奏だと思います。

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