「巨匠ピカソ展」

今日11月23日、3連休の2日目の東京は快晴に恵まれました。ぼくたち一家3人は、東京・港区の国立新美術館とサントリー美術館の2ヶ所で行われている「巨匠ピカソ展」に行ってきました。

これら2ヶ所の美術館は、同じ六本木の歩いて10分程度の近さで、ともに「巨匠ピカソ展」という名をうった一連の企画で、企画サイドも同一です。カタログも共通でした。ただし国立新美術館の展覧会は「愛と創造の軌跡」というサブ・タイトルが、サントリー美術館の展覧会は「魂のポートレート」というサブ・タイトルが冠せられていました。
ぼくたちが「巨匠ピカソ展」に行ったのは、自分がピカソを見てみたいという理由もありましたが、もう一つ、息子(中1)が学校から美術鑑賞に行ってレポートを書くようにという宿題を課されているということもありました。余談ですが、息子は絵画を見たり、ついでに音楽を聴いたりすることに全然興味がなく、芸術の才能は限りなくゼロなのです。

さて最初に、国立新美術館の方に行きました。

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国立新美術館の方は、「愛と創造の軌跡」というサブタイトルの通り、ピカソ初期の青の時代から晩年まで、幅広く作風の変遷を辿るという企画のようでした。展示されていた画の数は約170点とのことでたいへん多く、非常に充実した展覧会でした。
ぼくは画家の中では、セザンヌとカンディンスキーが特に好きです。ですからピカソはその次ということになりますが、今日鑑賞してピカソはやっぱりいいなあ…と思いました。
作風は同一人が描いたものとは思えないほど変遷していますが、線の力強さ、対象の本質をずばり捉える感性、そして大胆で自由自在な作風は、年齢を経ても共通のようでした。画家の内面から発せられるすべてがそのまま芸術だという点では、モーツァルトと共通しているかもしれません。

次はサントリー美術館です。こちらは「東京ミッドタウン」という複合ビルの中にある美術館で、ぼくにとって行くのは初めてでした。「魂のポートレート」というサブタイトルの通り、自画像中心に約60点が展示されていました。ピカソ自身の大きな目とどこか不安定な表情が印象的でした。

こうしてピカソの画を200点以上も見て回ったわけですが、当然のことながら凡作は1点もなく、また若い時代の作品が後年の作品より劣るということもなく、どれもが秀作だと思いました。また作風の変遷をたどるという点からも楽しい展覧会でした。
絵画に興味のない息子も、少しは良さが分かったようでした。
「芸術の秋」にふさわしい展覧会でした。

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