コープマンのJ.S.バッハ「ブランデンブルク協奏曲第5、6、2番」

今日の東京は、気温は低いもののよく晴れた典型的な冬晴れの1日でした。
こんな冬の日にバロック音楽はよく似合うのではないでしょうか。
そこで聴いてみたのが、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック管弦楽団の演奏するバッハの「ブランデンブルク協奏曲第5番BWV1050、同第6番BWV1051、同第2番BWV1047です。1983年、ERATOへの録音です。

このCDはコープマンのブランデンブルク協奏曲全曲を収録した国内盤2枚組(CD番号 WPCS-10801~10802)の2枚目です。
ぼくがこの2枚組を入手したのは、今年の9月22日です。その日ぼくは、日本大学カザルスホールで、コープマンのチェンバロの演奏会を聴きました。それを聴いて大感動し、コープマンのサイン会に参加したのです。そのサインをもらうために購入したのが、彼とその手兵、アムステルダム・バロック管弦楽団の演奏するこのバッハのブランデンブルク協奏曲2枚組だったのです。
これは脱線ですが、コープマンはたいへんサービス精神の旺盛な方で、ぼくがライナーノートへのサインを求めたのに、ライナーノートだけでなく、CDの1枚目(ブランデンブルク協奏曲第1、3、4番が収録されています)にもサインをしてくれました。
今日聴いたのは、サインがされていない2枚目で、5、6、2番がこの順で収録されているというわけです。

さてこれら3曲を聴いてみて、バロックを聞く喜びを満喫することができました。
これらの録音には二重の美しさが存在するように思います。
第1は、曲自体の美しさです。これらブランデンブルク協奏曲は、バロックの形式美と、その中にこめられた素朴な人間的感情にあふれています。遠い、平和な昔への郷愁を駆き立てるものです。

第2は、演奏の美しさです。コープマン指揮アムステルダム・バロック管弦楽団の古楽器演奏は、なんと柔らかで、典雅で、素朴な美しさに満ち溢れているのでしょうか。とりわけ木管楽器の典雅な美しさは絶品です。テンポも妥当だと思います。バロックを演奏する喜びに溢れ、またバロックを聴く喜びを満喫させてくれるものです。

実はぼくは、このブランデンブルク協奏曲を聴くまで、指揮者としてのコープマンのことはよく知らなかったのです。彼がチェンバリスト/オルガニストとしては世界でも第一級の存在であることは知っていましたし、実際にこのブログでバッハの平均律クラヴィーア曲集第2巻やチェンバロ協奏曲を取り上げたことはあるのですが、指揮者としてはアーノンクールら他の古楽器オーケストラの指揮者とよく区別がついていなかったのです。

しかし彼の演奏会を機に、このブランデンブルク協奏曲を聴いてにわかに指揮者としてのコープマンに興味が湧いてきました。
そして先日、タワレコで、クリアランス・セールのコーナーにコープマンのバッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ曲」が一挙に入ったERATOのボックスを見つけ、半額sale&ダブル・ポイントという誘惑もあって、つい、ふらふらと購入してしまったのです…。

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