W杯予想Ⅷ――H組

今回はサッカーの南アW杯のグループリーグの予想の最後、H組です。

H組に入ったのは、

 スペイン、スイス、チリ、ホンジュラス

の4ヶ国である。

この中で決勝トーナメント進出を果たすのは、ぼくの予想では、

 スペイン、スイス

の2ヶ国である。

このH組は、G組と事情が似ている。今大会の優勝候補スペインは、G組のブラジルと同様、勝ち抜きで確実で、ホンジュラスはG組の北朝鮮と同様、苦しい。それ以外の2ヶ国、スイスとチリは甲乙つけがたく、予想が困難だという事情だ。

サッカー専門誌などを立ち読みしていると、スイスよりチリを推す専門家が多いようだ。チリの南米予選をブラジルに次ぐ2位で実績や、戦術的な攻撃サッカーを育て上げたアルゼンチン出身の知将、ビエルサ監督の手腕が評価されているのだろう。
ビエルサ監督については、ぼくは杉山茂樹『4-2-3-1』(光文社新書)という本で賞賛されていたのを憶えている。
ただビエルサ監督については、日韓大会でアルゼンチンを率いて出場し、ファンタスティックな攻撃サッカーで優勝候補と言われながら、グループリーグで敗退したのは気になるところだ。同大会でアルゼンチンが、イングランド、スウェーデン、ナイジェリアと同じという「死の組」に入ったのは不運だったが…。
この日韓大会のグループリーグでアルゼンチンは3試合で2点しか得点を挙げることができなかった。ビエルサ監督の攻撃サッカーは南米予選では成功しても、W杯でもうまくいくだろうか。具体的に、スイスの堅守を崩すことができるだろうか。

他方のスイスは、チリと正反対に守備のチームだ。前回ドイツ大会で無失点のまま敗退したという有名な話がある(グループリーグでスペインを抑えて1位通過したが、決勝トーナメント1回戦でウクライナと0対0で引分け、PK戦で敗れた)。その後、自国開催のEURO2008では、グループリーグで敗退したので、今回は雪辱に燃えているだろう。

これら両国は2戦目で対戦する。チリの攻撃が勝るかスイスの守備が勝るか、興味深い1戦だ。

個人的にはスイスではないかと思う。なぜなら、スイスは前回のW杯とEURO2008に出場し、経験十分なのに対し、チリは12年ぶりのW杯出場であり、経験の点でスイスが勝っているからだ。
この点は、同じく欧州と南米の争いとなりそうなF組と違う。F組のパラグアイとスロバキアでは、南米のパラグアイの方が経験の点で上回っている。これに対してH組では、欧州のスイスの方が経験豊富だ。
W杯のような大舞台では、実力の接近した国の間では、経験の差は最後のところで物を言うと思う。スロバキアやチリのような初出場国や初出場に等しい国が勝ち上るのは容易ではないはずだ。


今回で、グループリーグ全8組の予想を終えた。
改めて、ぼくの予想をまとめると、勝ち上がるのは、

 A組 南アフリカ、メキシコ
 B組 アルゼンチン、韓国
 C組 イングランド、スロベニア
 D組 ドイツ、セルビア
 E組 オランダ、日本
 F組 イタリア、パラグアイ
 G組 ブラジル、コートジボワール
 H組 スペイン、スイス

の16ヶ国である。

欧州8ヶ国、南米3ヶ国、アフリカとアジアが2ヶ国、北中米1ヶ国ということになる。

このぼくの予想はどの程度当たり、どの程度外れるだろうか。
予想が当たり、予想が外れるのを見るのも、また楽しみである。それも4年に1度の…。
この6月から7月にかけては、睡眠不足の毎日になりそうだ。

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