ラグビーW杯、アイルランド対ウェールズ

NZで開催中のラグビーW杯は、一次リーグが終了し、決勝トーナメントの組合せが決まった。

 アイルランド 対 ウェールズ
 イングランド 対 フランス
 NZ 対 アルゼンチン
 南アフリカ 対 豪州

奇しくも、トーナメントの上半分はすべて北半球諸国で、下半分はすべて南半球諸国である。
このような結果になったのは、グループCでアイルランドは豪州を破り、グループCは1位アイルランド、2位豪州となったことが大きく影響している。

さて今日から決勝トーナメントに入り、アイルランド対ウェールズ、イングランド対フランスの2試合が行われた。
そのうち、アイルランド対ウェールズをTV観戦した。

この両国は人口規模は小さいがラグビーが盛んで、少なくとも2000年代の10年間は北半球の6ヶ国対抗戦(アイルランド、ウェールズ、イングランド、スコットランド、フランス、イタリア)で、イングランド、フランスと互角の戦いを演じている。
また毎年戦っていることから、お互いを知り尽くした仲と言え、今日もライバル心に溢れた好ゲームが展開された。

開始直後、ウェールズはタックルから相手のノックオンを誘って攻め込み、WTBシェーン・ウィリアムスがトライ(プリーストランドG)で7対0と先制した。
その後はアイルランドが相手陣内に攻め込んだが、ウェールズはライン際の低いタックルでよく凌いだ。この時間帯に得点できなかったことが、結果的にアイルランドの敗因となってしまった。
23分アイルランドはベテランSOオガーラのPGで3対7としたが、27分ウェールズはFBハーフペニーがセンターライン近辺からロングPGを決め、10対3と突き放す。
その後、アイルランドは、同国史上最高のラグビー選手と言われるCTBオドリスコル(主将)らが個々によいプレーを見せ、ほとんどを敵陣内で攻め続けたが、ウェールズの好守備の前に得点できず、3対10のまま前半を終えた。

後半5分、アイルランドは左WTBアールズのトライ(オガーラG)で10対10と追いついた。
しかし10分、ウェールズは相手ゴール前スクラムからSHフィリップスがブラインドサイドを衝きトライ。15対10と再び引き離した。
15分アイルランドはHB団をレダン、セクストンに代え、局面の打開を図った。しかしこの頃から、アイルランドは前半の攻め疲れからスタミナ切れを起こし始めたようで、細かいミスは出るようになった。
逆にウェールズはスクラムで次第に優位に立ち、前半とは逆に相手陣内でプレーすることが多くなった。
ウェールズは23分CTBジョナサン・デービスがトライ(プリーストランドG)で22対10と突き放す。
その後のアイルランドの猛反撃も実らず、22対10のままノーサイドとなった。

これでアイルランドはベスト8で涙を飲み、ウェールズは87年以来、24年ぶりの準決勝進出を果たした。

この試合は両チームのこの試合に賭ける意気込み、必死の思いの伝わってくる好ゲームだったと思う。
ウェールズの低くしぶとい守備には胸を打たれるものがあった。

今日のもう1試合、イングランド対フランスは、フランスがすばらしい出来を見せ、戦前の大方の予想を覆して19対12でイングランドを破った。

したがってウェールズは準決勝でフランスと戦うことになる。
この勝負、まったく互角の好ゲームとなることだろう。

"ラグビーW杯、アイルランド対ウェールズ" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント