初めての歌舞伎観劇

画像今日、妻とともに、東京・千代田区の国立劇場で歌舞伎を見に行きました。
ぼくにとって歌舞伎を生で見るのは生まれて初めての経験でした。
演目は「日本振袖始」と「曽根崎心中」でした。
ともに近松門左衛門の作品です。

ぼくはこの年になるまで、日本の伝統芸能に興味がなく、歌舞伎も能も狂言も全然見たことがありませんでした。
しかし、幸運にも無料でチケットを手に入れることができたので、行くことにしたのです。
また先週月曜(11月7日)の内田光子さんのピアノ・リサイタルに続き、妻と2人で出かけたことになります。

出演は、「日本振袖始」が中村梅玉、中村魁春、「曽根崎心中」が坂田藤十郎、中村かん雀が中心のようでした。といっても歌舞伎に全く無知なぼくにとっては、坂田藤十郎の名前を聞いたことがある程度で、各々の方々がどのようなキャリアを持ち、どのような演技をするのか、全く知らないまま見に行ったのです。

会場には、幸いイアホン・ガイドというものがありました。イアホンを借りて聴きながら歌舞伎を見ていると、ストーリーや見どころ・聴きどころがわかるという親切な仕組みです。ぼくはこのイアホン・ガイドのおかげで、観劇がずいぶん助けられました。

ストーリーは「日本振袖始」がスナノオノミコトが八岐大蛇と戦って大蛇の生贄にされそうになった姫を救い出すという喜劇、「曽根崎心中」が無実の罪を着せられた徳兵衛が恋人お初と心中するという悲劇のようです。しかし、ストーリーを楽しむというよりも、役者の演技や、小道具や、三味線の音色など、トータルな雰囲気を楽しむようなもののように感じました。
そして歌舞伎のような、日本伝統の、温和で、ゆっくりと時間が流れていて、それなりのユーモアのある伝統芸能には、西洋の音楽や美術にない良さがあるように思ったのです。年を取ってきたせいかもしれません。

こうして歌舞伎初体験はなかなか楽しく感じられたのです。
これからは1年に1回くらい、歌舞伎に行こうと思うようになりました。

少し脱線しますが、我が家では1人息子が現在高1です。ぼくたち夫婦にとっては、これからは息子を信頼して「子離れ」することが必要です。息子が幼少のかわいかった頃を思い出すとさびしい話ですが…。
その代わり、これからは夫婦2人の時間を大切にしようと思っています。
具体的には2人でコンサートや歌舞伎や展覧会に行く時間を作ろうと思っています。

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