ハイフェッツのシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」

今日の東京も晴天でしたが寒い1日でした。
今年1月の東京は26年ぶりの寒さだったという報道がなされましたが、2月に入ってからも寒い毎日が続いています。
ぼくは今日は土曜ということで、ほとんど1日中家の中で過ごしました。

今日はシベリウスの「ヴァイオリン協奏曲 ニ短調作品47」を聴きました。
演奏はヤッシャ・ハイフェッツ(vn)、ワルター・ヘンドル指揮シカゴ交響楽団です。録音日は1959年1月10、12日です。

シベリウスのヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスのいわゆる3大ヴァイオリン協奏曲、またはチャイコフスキーを加えた4大ヴァイオリン協奏曲に次ぐ、ヴァイオリン協奏曲の名作という評価がなされているようです。
実際、北欧の厳しい自然と、秘められた情熱を実感させられる楽想を聴いていると、この曲に惹きつけられる愛好家が多いのも当然と感じます。
ぼく自身も20代から30代の若い頃は、この曲が大好きで、よく聴いていました。
年を取るともに、たとえばハイドンのような穏やかな曲が好きになり、チャイコフスキーやシベリウスのヴァイオリン協奏曲はあまり聴かなくなってきましたが…。この曲を聴いたのは、ほとんど1年ぶりくらいではないかと思います。

ところで、今日聴いたハイフェッツ盤の演奏は大いに疑問です。
ハイフェッツ盤から聞こえてくるのは、ハイフェッツの演奏、ヴィルトゥジティーだけです。北欧の自然とか情熱とかそういうものは一切聞こえてきません。
技巧面ではすごいものの、一本調子でデリカシーがなく、曲の偉大さ・崇高さが損なわれているような演奏です。一言でいうと、心がこもっていないのです。

ハイフェッツは名人として有名なヴァイオリニストですが、わが国では名声のわりに人気が出なかったと聞きます。今日、この演奏を聴いてそれも仕方がないと思いました。誰か他の演奏家の演奏を聴いて、口直しをしたいような気持になりました。


追記 シベリウスのヴァイオリン協奏曲については、過去にオイストラフ/オーマンディ盤の記事を書いたことがあるので、自己TBしました。ハイフェッツ盤よりもオイストラフ盤の方が数段上だと思います。

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