テーマ:読書

桐野夏生『夜の谷を行く』(文藝春秋)

昨日、桐野夏生『夜の谷を行く』(文藝春秋)という小説を読了した。 本書を読んだきっかけは、先週読了し、本ブログにエントリーした桐野夏生『抱く女』(新潮文庫)の中で、連合赤軍事件について触れられていた。管理人には、桐野さんは連合赤軍事件を題材にした小説を書いていたという覚えがあったので、amazonで調べたところ本書『夜の谷を行く 』が…
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桐野夏生『抱く女』(新潮文庫)

桐野夏生『抱く女』(新潮文庫)という小説を読み終えた。 管理人は桐野夏生さんのファンだった時期がある。2006年、本ブログを開設した頃だ。『グロテスク』(文春文庫)が最初で、『グロテスク』を読んで桐野さんのファンになり、『OUT』『柔らかな頬』などを読んでいった。本ブログで記事にした作品も多い。 しかし2010年頃から、桐野さんの小…
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吉見俊哉『平成時代』(岩波新書)

吉見俊哉『平成時代』(岩波書店=岩波新書)という本を読み終えた。本書は2019年5月21日の刊行である。 著者の吉見氏は1957年東京都生まれ、現在、東京大学大学院情報学環教授である。 今年4月30日で平成が終わり、元号が令和に変わった。これを機に平成時代を回顧する著作がいろいろと出ている。本書もその一作である。 管理人はこれまで…
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小田周二『524人の命乞い』(文芸社)

小田周二『524人の命乞い 日航機123便乗客乗員怪死の謎』(文芸社)という本を読み終えた。 本書は2017年8月12日の刊である。1985年8月12日の日航機123便の墜落事故から33回忌の法要となる日を期して出版されたものと思われる。 著者の小田氏は1937年生まれ、日航機墜落事故により我が子2人を亡くされた方である。 1…
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トルストイ(木村浩訳)『アンナ・カレーニナ』上・中・下(新潮文庫)

レフ・トルストイ(木村浩訳)『アンナ・カレーニナ』上・中・下(新潮文庫)を読了した。 『アンナ・カレーニナ』は新潮文庫版で約2000頁という大作である。管理人は仕事をしながらの読書だったせいもあり、読み始めてから読了するまで3ヶ月くらいを要した。もっともその間の読書は『アンナ・カレーニナ』だけではなかったが…。 本書『アンナ・カ…
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白井聡『国体論』(集英社新書)

白井聡『国体論』(集英社新書)という本を読み終えた。 同書は本年2018年4月22日の刊である。著者の白井聡氏は1977年生まれ、現在京都精華大学専任講師を務める気鋭の政治哲学者である。 管理人は本ブログ中に白井氏の著作を3冊読んでいる。『永続敗戦論」(太田出版)、『「戦後」の墓碑銘』(金曜社)、『戦後政治を終わらせる』(NHK…
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泡坂妻夫『迷蝶の島』(河出文庫)

泡坂妻夫『迷蝶の島』(河出書房新社=河出文庫)というミステリー小説を読み終えた。 本書は1987年に文春文庫から出版されたことがある。管理人はその当時読んでたいへん感心した憶えがある。しかし何しろ30年も前のことなので、ストーリーもトリックもすっかり忘れてしまった。文春文庫版の方はかなり前に絶版になったようだが、この3月6日に河出文庫…
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山本義隆『近代日本150年』(岩波新書)

山本義隆『近代日本150年』(岩波書店=岩波新書)という本を読み終えた。 著者の山本氏は1941年大阪生まれ、東大在学中に全共闘議長を務めた著名な方である。学生運動を終えた後は大学に戻らず、駿台予備学校で物理を教える傍ら、在野の研究者として科学史を中心に研究されているようだ。科学史の分野の著作は高く評価されているという話を聞く。 管…
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酒井啓子『9.11後の現代史』(講談社現代新書)

酒井啓子『9.11後の現代史』(講談社現代新書)という本を読み終えた。 本書は本年2018年1月20日刊の新刊である。著者の酒井氏は1959年生まれ、現在千葉大学法経学部教授兼同大学グローバル関係融合研究センター長を務めている。 管理人はこれまで酒井氏の著作は『イラクとアメリカ』(岩波新書)、「〈中東〉の考え方」(講談社現代新書)の…
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個人的中公新書ベスト5

前々回と前回で、「個人的岩波新書ベスト5」と「個人的ちくま新書ベスト5」を選んだので、今回は「個人的中公新書ベスト5」を選んでみたい。 三田村泰助『宦官』 角山栄『茶の世界史』 猪木武徳『戦後世界経済史』 平野克己『経済大陸アフリカ』 大西裕『先進国・韓国の憂鬱』 中公新書は、管理人の学生時代(1980年代前半)から…
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個人的ちくま新書ベスト5

前回「個人的岩波新書ベスト5」を選んだので、今回は、「個人的ちくま新書ベスト5」を選んでみたい。 石川文康「カント入門」 長谷部恭男「憲法と平和を問いなおす」 岩田正美「現代の貧困」 岡本隆司「近代中国史」 佐々木隆治「カール・マルクス」 ちくま新書は、1990年半ばの創刊以降コンスタントに良書を出し続けている。 …
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個人的岩波新書ベスト5

本ブログを休止中の2013年の頃、ツイッター上で「個人的岩波新書ベスト5」を選ぶつぶやきがハッシュタグを付けて拡散したことがある。岩波新書だけでなく、中公新書、講談社現代新書、ちくわ新書についても同様だった。 岩波新書といえば、管理人は若い頃、35年くらい前からいろいろと読んできた。岩波新書にはお世話になっているという思いがある。なの…
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ナオミ・クライン『これがすべてを変える』上・下(岩波書店)

ナオミ・クライン(幾島幸子・荒井雅子訳)『これがすべてを変える』上・下(岩波書店)という本を読み終えた。 本書は、『ショック・ドクトリン』(岩波書店)の著者ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』に次ぐ著作である。原著は2014年の刊だが、日本語訳の出版は本年8月31日だった。管理人は『ショック・ドクトリン』を読んで大きな感銘を受け…
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俵万智『オレがマリオ』(文春文庫)

俵万智『オレがマリオ』(文春文庫)という歌集を読み終えた。 本書が単行本で出たのは、2013年11月だったとのこと。俵さんにとって『サラダ記念日』『かぜのてのひら』『チョコレート革命』『プーさんの鼻』に次ぐ第5歌集らしい。 本書はIとⅡに分かれている。Iが東日本大震災以降の作品で、Ⅱが大震災以前の作品である。従って、Ⅱの方が創作時期…
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村上春樹『ノルウェイの森』上・下(講談社

今春、村上春樹の初期の短編集を何冊か(『中国行きのスロウ・ボート』『蛍・納屋を焼く・その他の短編』『パン屋再襲撃』など)を読んでみて、初期の村上春樹に興味を持ったので、『ノルウェイの森』を再読してみた。その時の感想を記事にしようと思う。 『ノルウェイの森』は言うまでもなく大ベストセラーになった作品であり、村上春樹のこれまでの作品の…
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古賀茂明『日本中枢の狂謀』(講談社)

古賀茂明『日本中枢の狂謀』(講談社)という本を読み終えた、本書は本年2017年5月30日の刊である。全部で410頁強あるが、興味津々な内容だったので、3日くらいで読み終えることができた。 古賀さんの本を読むのは、2011年に出た『日本中枢の崩壊』(講談社)以来6年ぶりだった。『崩壊』を読んで以降、テレビ朝日の「報道ステーション」な…
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村上春樹『蛍・納屋を焼く・その他の短編』(新潮文庫)

GWに入ってから、村上春樹の『中国行きのスロウ・ボート』(中公文庫)、『蛍・納屋を焼く・その他の短編』(新潮文庫)と2つの短編集を立て続けに読んだ。 両方とも1980年代という村上春樹の最初期の短編集である。 管理人はこれらを80年代に読んだ記憶があるが、中身はもう覚えていなかった。初読ようなものだった。 この2作の中では、『蛍・…
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村上春樹『女のいない男たち』(文藝春秋)

村上春樹『女のいない男たち』(文藝春秋=文春文庫)という本を読み終えた。 本書は短編集である。『ドライブ・マイ・カー』『イエスタデイ』『独立器官』『シェエラザード』『木野』『女のいない男たち』の6編で構成されている。 本書が単行本で出たのは2014年4月だった。著者である村上春樹氏の「まえがき」によると、2005年の『東京奇譚集』以…
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佐々木隆治『カール・マルクス』(筑摩書房)

佐々木隆治『カール・マルクス』(筑摩書房=ちくま新書)という本を読み終えた。 著者の佐々木氏は1974年生まれで、現在、立教大学経済学部准教授とのことである。現在、「新マルクス・エンゲルス全集」の編集に取り組んでいる気鋭の経済学者らしい。 本書は、昨年2016年4月10日の刊である。 本書を読み終えて非常に良書だと思った。マル…
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村上春樹『騎士団長殺し』第1部、第2部(新潮社)

村上春樹氏の新作『騎士団長殺し』第1部、第2部(新潮社)を読み終えた。 本作は単行本2冊にまたがる大作である。 村上春樹の長編小説は、2013年に出た『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』以来ということになる。しかし『色彩を持たない…』は、単行本1冊で収まる標準的な長さの長編だった。単行本2冊以上の大作は、2009年、20…
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水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書)

水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書)という本を読み終えた。本書は、昨年2016年12月25日の刊である。著者の水島氏は1967年東京都の生まれで、現在千葉大学法経学部教授だという。 本書の感想を一言で言うと、非常に良書だというものだ。 昨年、イギリスでEU離脱を問う国民投票が可決され、アメリカでトランプ氏が新大統領に当選…
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ホン・ミンビョほか『人工知能は碁盤の夢を見るか?アルファ碁VS李世ドル』(東京創元社)

ホン・ミンビョ、キム・ジノ著、洪敏和訳『人工知能は碁盤の夢を見るか?アルファ碁VS李世ドル』(東京創元社)という本を読み終えた。 今年3月、世界の囲碁界に大きな衝撃を与える出来事が起きた。 グーグル・ディープ・マインドの開発した人工知能囲碁プログラム「アルファ碁」が韓国のイ・セドル九段を破ったのである。 囲碁は、将棋やチェ…
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村田沙耶香『コンビニ人間』(文芸春秋)

村田沙耶香『コンビニ人間』という小説を読み終えた。 本作は、今年度2016年度上半期の第155回芥川賞受賞作である。 作者の村田さんは、1979年千葉県生まれとのこと。2003年作家デビューを果たし、これまで野間文芸新人賞等の受賞歴があるようだが、ぼくはこれまで村田さんの小説を読むのはもちろん、名前さえ聞くのは初めてだった。 …
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菅野完『日本会議の研究』(扶桑社新書)

菅野完『日本会議の研究』(扶桑社新書)という本を読み終えた。 著者は1974年生まれ、サラリーマン出身のジャーナリストである。 「日本会議」については、現在の安倍政権に背後から影響を及ぼしている保守系文化人の団体というくらいの認識しか有していない日本人が多いのではないだろうか。 管理人自身も、本書を読むまではその程度の認識しか…
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植草一秀『消費増税亡国論』(飛鳥新社)

植草一秀『消費増税亡国論』(飛鳥新社)という本を読み終えた。 たいへん興味深い内容で、ゴールデウイークに入った昨日と今日の2日間で読み終えることができた。 植草一秀氏の著作を読むのは『日本の独立』(飛鳥新社)、『日本の再生』(青志社)に次いで3冊目である。最初の『日本の独立』については本ブログでも取り上げたことがある(下記の自己…
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マルクス『資本論 第1巻』(向坂逸郎訳、岩波文庫)

マルクスの『資本論』。 19世紀の半ばに出版された本だが、この200年の間に出た中で全世界に最も影響を本であることは間違いない。ひょっとしたら、悪影響なのかもしれないが、影響を与えたという事実は動かせない。 このたび、その第1巻を読み終えた。 『資本論』は、第1巻「資本の生産過程」、第2巻「資本の流通過程」、第3巻「資本の再生…
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岩田規久男『ユーロ危機と超円高恐慌』(日経プレミアシリーズ)

この3連休に岩田規久男『ユーロ危機と超円高恐慌』(日本経済新聞出版社=日経プレミアシリーズ)という本を読み終えた。 著者の岩田氏は、1942年生まれの学習院大学経済学部教授で、多数の著書がある。 上記の書は3日間まるまるかけて読んだわけではなく、新書サイズの上、内容が興味津々ということもあって、数時間で読み終えることができたように思…
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阿部彩『弱者の居場所のない社会』(講談社現代新書)

阿部彩『弱者の居場所のない社会』(講談社現代新書)という本を読み終えた。 本書は本年12月20日の新刊である(実際には17日に既に店頭に置かれていた)。 阿部氏の著書は、以前『子どもの貧困』(岩波新書)を読んだことがある。『子どもの貧困』が良書だったので、今回の『弱者の居場所のない社会』も迷わず購入した。 本書では、子どもに限…
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川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』(講談社)

川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』(講談社)という小説を読み終えた。 ぼくが川上さんの小説を読むのは『ヘヴン』以来だった(『ヘヴン』は本ブログでも記事にしたことがある)。 本書は川上さんにとって『ヘヴン』以来の作品らしい。 本書の主人公は34歳のフリーの校閲者・入江冬子である。 冬子は彼女に校閲の仕事を発注する石川聖とは女…
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ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』(岩波書店)

ナオミ・クライン(幾島幸子・村上由見子訳)『ショック・ドクトリン 上・下』(岩波書店)という本を読み終えた。 著者のクライン氏は1970年、カナダ生まれのジャーナリストで、反グローバリゼーションの立場から活動を続けているという。 本書は上・下で約700頁という大作で、かつ大変な力作である。 一言でいうと、ミルトン・フリードマン…
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