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吉見俊哉『平成時代』(岩波新書)

吉見俊哉『平成時代』(岩波書店=岩波新書)という本を読み終えた。本書は2019年5月21日の刊行である。 著者の吉見氏は1957年東京都生まれ、現在、東京大学大学院情報学環教授である。 今年4月30日で平成が終わり、元号が令和に変わった。これを機に平成時代を回顧する著作がいろいろと出ている。本書もその一作である。 管理人はこれまで…
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小田周二『524人の命乞い』(文芸社)

小田周二『524人の命乞い 日航機123便乗客乗員怪死の謎』(文芸社)という本を読み終えた。 本書は2017年8月12日の刊である。1985年8月12日の日航機123便の墜落事故から33回忌の法要となる日を期して出版されたものと思われる。 著者の小田氏は1937年生まれ、日航機墜落事故により我が子2人を亡くされた方である。 1…
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白井聡『国体論』(集英社新書)

白井聡『国体論』(集英社新書)という本を読み終えた。 同書は本年2018年4月22日の刊である。著者の白井聡氏は1977年生まれ、現在京都精華大学専任講師を務める気鋭の政治哲学者である。 管理人は本ブログ中に白井氏の著作を3冊読んでいる。『永続敗戦論」(太田出版)、『「戦後」の墓碑銘』(金曜社)、『戦後政治を終わらせる』(NHK…
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山本義隆『近代日本150年』(岩波新書)

山本義隆『近代日本150年』(岩波書店=岩波新書)という本を読み終えた。 著者の山本氏は1941年大阪生まれ、東大在学中に全共闘議長を務めた著名な方である。学生運動を終えた後は大学に戻らず、駿台予備学校で物理を教える傍ら、在野の研究者として科学史を中心に研究されているようだ。科学史の分野の著作は高く評価されているという話を聞く。 管…
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酒井啓子『9.11後の現代史』(講談社現代新書)

酒井啓子『9.11後の現代史』(講談社現代新書)という本を読み終えた。 本書は本年2018年1月20日刊の新刊である。著者の酒井氏は1959年生まれ、現在千葉大学法経学部教授兼同大学グローバル関係融合研究センター長を務めている。 管理人はこれまで酒井氏の著作は『イラクとアメリカ』(岩波新書)、「〈中東〉の考え方」(講談社現代新書)の…
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個人的中公新書ベスト5

前々回と前回で、「個人的岩波新書ベスト5」と「個人的ちくま新書ベスト5」を選んだので、今回は「個人的中公新書ベスト5」を選んでみたい。 三田村泰助『宦官』 角山栄『茶の世界史』 猪木武徳『戦後世界経済史』 平野克己『経済大陸アフリカ』 大西裕『先進国・韓国の憂鬱』 中公新書は、管理人の学生時代(1980年代前半)から…
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個人的ちくま新書ベスト5

前回「個人的岩波新書ベスト5」を選んだので、今回は、「個人的ちくま新書ベスト5」を選んでみたい。 石川文康「カント入門」 長谷部恭男「憲法と平和を問いなおす」 岩田正美「現代の貧困」 岡本隆司「近代中国史」 佐々木隆治「カール・マルクス」 ちくま新書は、1990年半ばの創刊以降コンスタントに良書を出し続けている。 …
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個人的岩波新書ベスト5

本ブログを休止中の2013年の頃、ツイッター上で「個人的岩波新書ベスト5」を選ぶつぶやきがハッシュタグを付けて拡散したことがある。岩波新書だけでなく、中公新書、講談社現代新書、ちくわ新書についても同様だった。 岩波新書といえば、管理人は若い頃、35年くらい前からいろいろと読んできた。岩波新書にはお世話になっているという思いがある。なの…
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ナオミ・クライン『これがすべてを変える』上・下(岩波書店)

ナオミ・クライン(幾島幸子・荒井雅子訳)『これがすべてを変える』上・下(岩波書店)という本を読み終えた。 本書は、『ショック・ドクトリン』(岩波書店)の著者ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』に次ぐ著作である。原著は2014年の刊だが、日本語訳の出版は本年8月31日だった。管理人は『ショック・ドクトリン』を読んで大きな感銘を受け…
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古賀茂明『日本中枢の狂謀』(講談社)

古賀茂明『日本中枢の狂謀』(講談社)という本を読み終えた、本書は本年2017年5月30日の刊である。全部で410頁強あるが、興味津々な内容だったので、3日くらいで読み終えることができた。 古賀さんの本を読むのは、2011年に出た『日本中枢の崩壊』(講談社)以来6年ぶりだった。『崩壊』を読んで以降、テレビ朝日の「報道ステーション」な…
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佐々木隆治『カール・マルクス』(筑摩書房)

佐々木隆治『カール・マルクス』(筑摩書房=ちくま新書)という本を読み終えた。 著者の佐々木氏は1974年生まれで、現在、立教大学経済学部准教授とのことである。現在、「新マルクス・エンゲルス全集」の編集に取り組んでいる気鋭の経済学者らしい。 本書は、昨年2016年4月10日の刊である。 本書を読み終えて非常に良書だと思った。マル…
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水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書)

水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書)という本を読み終えた。本書は、昨年2016年12月25日の刊である。著者の水島氏は1967年東京都の生まれで、現在千葉大学法経学部教授だという。 本書の感想を一言で言うと、非常に良書だというものだ。 昨年、イギリスでEU離脱を問う国民投票が可決され、アメリカでトランプ氏が新大統領に当選…
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ホン・ミンビョほか『人工知能は碁盤の夢を見るか?アルファ碁VS李世ドル』(東京創元社)

ホン・ミンビョ、キム・ジノ著、洪敏和訳『人工知能は碁盤の夢を見るか?アルファ碁VS李世ドル』(東京創元社)という本を読み終えた。 今年3月、世界の囲碁界に大きな衝撃を与える出来事が起きた。 グーグル・ディープ・マインドの開発した人工知能囲碁プログラム「アルファ碁」が韓国のイ・セドル九段を破ったのである。 囲碁は、将棋やチェ…
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菅野完『日本会議の研究』(扶桑社新書)

菅野完『日本会議の研究』(扶桑社新書)という本を読み終えた。 著者は1974年生まれ、サラリーマン出身のジャーナリストである。 「日本会議」については、現在の安倍政権に背後から影響を及ぼしている保守系文化人の団体というくらいの認識しか有していない日本人が多いのではないだろうか。 管理人自身も、本書を読むまではその程度の認識しか…
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植草一秀『消費増税亡国論』(飛鳥新社)

植草一秀『消費増税亡国論』(飛鳥新社)という本を読み終えた。 たいへん興味深い内容で、ゴールデウイークに入った昨日と今日の2日間で読み終えることができた。 植草一秀氏の著作を読むのは『日本の独立』(飛鳥新社)、『日本の再生』(青志社)に次いで3冊目である。最初の『日本の独立』については本ブログでも取り上げたことがある(下記の自己…
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マルクス『資本論 第1巻』(向坂逸郎訳、岩波文庫)

マルクスの『資本論』。 19世紀の半ばに出版された本だが、この200年の間に出た中で全世界に最も影響を本であることは間違いない。ひょっとしたら、悪影響なのかもしれないが、影響を与えたという事実は動かせない。 このたび、その第1巻を読み終えた。 『資本論』は、第1巻「資本の生産過程」、第2巻「資本の流通過程」、第3巻「資本の再生…
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岩田規久男『ユーロ危機と超円高恐慌』(日経プレミアシリーズ)

この3連休に岩田規久男『ユーロ危機と超円高恐慌』(日本経済新聞出版社=日経プレミアシリーズ)という本を読み終えた。 著者の岩田氏は、1942年生まれの学習院大学経済学部教授で、多数の著書がある。 上記の書は3日間まるまるかけて読んだわけではなく、新書サイズの上、内容が興味津々ということもあって、数時間で読み終えることができたように思…
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阿部彩『弱者の居場所のない社会』(講談社現代新書)

阿部彩『弱者の居場所のない社会』(講談社現代新書)という本を読み終えた。 本書は本年12月20日の新刊である(実際には17日に既に店頭に置かれていた)。 阿部氏の著書は、以前『子どもの貧困』(岩波新書)を読んだことがある。『子どもの貧困』が良書だったので、今回の『弱者の居場所のない社会』も迷わず購入した。 本書では、子どもに限…
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ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』(岩波書店)

ナオミ・クライン(幾島幸子・村上由見子訳)『ショック・ドクトリン 上・下』(岩波書店)という本を読み終えた。 著者のクライン氏は1970年、カナダ生まれのジャーナリストで、反グローバリゼーションの立場から活動を続けているという。 本書は上・下で約700頁という大作で、かつ大変な力作である。 一言でいうと、ミルトン・フリードマン…
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古賀茂明『日本中枢の崩壊』(講談社)

古賀茂明『日本中枢の崩壊』(講談社)という本を読み終えた。 著者の古賀氏は1955年生まれ、現役の経済産業省のキャリア官僚である。 古賀氏は公務員制度の改革に取り組んだが、守旧派官僚によって閑職に追いやられた。その古賀氏が官僚の腐敗ぶりを告発したのが本書である。 国家公務員は公僕であり、自らを犠牲にしても国民に奉仕しなければな…
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盛山和夫『経済成長は不可能なのか』(中公新書)

盛山和夫『経済成長は不可能なのか』(中央公論新社=中公新書)という本を読み終えた。 著者の盛山氏は1948年鳥取県生まれ、現在、東京大学大学院人文科学系研究科教授である。本書は2011年6月25日の刊だから、出たばかりだということになる。 「はしがき」によれば、盛山教授は経済や財政の専門家ではなく、社会学者であり、階層問題や社会…
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野口悠紀雄『大震災後の日本経済』(ダイヤモンド社)

東日本大震災の発生から3ヶ月半が経過した。大震災の発生を踏まえて日本経済をどのような方向に進めていくべきか、少なくない経済学者等の著作が出ているようだ。 ぼくは大前研一『日本復興計画』(文芸春秋)、岩田規久男『経済復興』(筑摩書房)、それに本書・野口悠紀雄『大震災後の日本経済』の3冊を読了した。 野口教授の著作は、これまで本ブロ…
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植草一秀『日本の独立』(飛鳥新社)

最近、読書に充てる時間が少々できたので何冊か政治経済関係の本を読んでみた。 本ブログでも何冊か記事にしたいと思う。 まず植草一秀『日本の独立』(飛鳥新社、2010年12月6日刊)である。 著者の植草氏は1960年東京生まれ、早稲田大学教授を務めるなどエコノミストとして活躍したが、2004年以降2回にわたり痴漢事件で有罪判決を受…
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松原隆一郎『日本経済論』(NHK出版新書)

松原隆一郎『日本経済論』(NHK出版新書)という本を読み終えた。著者の松原氏は1956年、神戸生まれで、現在、東京大学大学院総合文化研究科教授とのことである。本書は本年2011年1月10日の刊である。 本書は『日本経済論』というタイトルだが、内容は経済に止まらない。 すなわち本書の章立てを見ると、  序章 「国際競争力」と…
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門倉貴史『中国経済の正体』(講談社現代新書)

門倉貴史『中国経済の正体』(講談社=講談社現代新書)という本を読み終えた。著者の門倉氏は1971年神奈川県生まれ、2005年にBRICS経済研究所を設立し、現在、同研究所の代表を務めているとのことである。本書は本年2010年4月20日の刊である。 現在、尖閣諸島での中国漁船捕獲事件以来、日中関係の悪化が伝えられている。そして、日本…
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鈴木亘『社会保障の「不都合な真実」』(日本経済新聞出版社)

鈴木亘『社会保障の「不都合な真実」』(日本経済新聞出版社、2010年7月15日刊)という本を読み終えた。 著者の鈴木氏は、1970年生まれ、現在、学習院大学経済学部経済学科教授、社会保障問題が専門とのことである。 育児、貧困、年金、介護といった社会保障の各分野で、現在いろいろと問題が生じていることが、多くのメディアによって報じら…
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竹森俊平『中央銀行は闘う』(日本経済新聞出版社)

竹森俊平『中央銀行は闘う』(日本経済新聞出版社)という本を読み終えた。 著者の竹森氏は1956年生まれ、現在、慶應義塾大学経済学部教授である。 竹森教授は、一昨年2008年に同じ日本経済新聞出版社から『資本主義は嫌いですか』という著書を上梓している。今回の『中央銀行は闘う』は、竹森氏はそのように書いていないが、内容的に『資本主義は嫌…
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本田由紀『教育の職業的意義』(筑摩書房)

本田由紀『教育の職業的意義』(筑摩書房=ちくま新書)という本を読み終えた。著者の本田氏は1964年生まれ、現在、東京大学大学院教育学研究科教授である。メディアへの登場が多い方のように思う。本書は昨年2009年12月10日の刊である。 最初から恐縮だが、「教育の職業的意義」という言葉自体に少しの違和感を感じる。ぼく(1960年代前半…
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広井良典『持続可能な福祉社会』(ちくま新書)

広井良典『持続可能な福祉社会』(筑摩書房=ちくま新書)という本を読み終えた。著者の広井氏は、1961年岡山県生まれ、現在、千葉大学法経学部教授である。 本書は2006年7月10日の刊だから、出版後3年半を経過してから読んだことになる。 広井教授の本は、2000年代初頭に『定常型社会』(岩波新書)という本を読んで以来、約10年ぶり…
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ジャック・アタリ『21世紀の歴史』(作品社)

ジャック・アタリ(林昌宏訳)『21世紀の歴史』(作品社)という本を読み終えた。同書は2008年8月30日の刊である。出版当初から読みたいと思ったいた本だったが、今まで延び延びになってしまった。 著者のアタリ氏は、1943年、アルジェリア生まれのフランス人である。1980年代にフランスのミッテラン大統領の下で大統領補佐官として活躍し…
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