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zoom RSS モルゴーア・クァルテットの演奏会

<<   作成日時 : 2006/09/25 20:12   >>

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昨日の話になりますが、昨夜モルゴーア・クァルテットの演奏会に行ってきました。
モルゴーア・クァルトットは1992年の結成で、メンバーは、荒井亮治(第1vn)、戸澤哲夫(第2vn)、小野富士(va)、藤森亮一(vc)の4人。ぼくはこの団体の演奏を聴くのは初めてでした。また会場だった第一生命ホールに行くのも初めてでした。

曲目はショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第10、11、12番の3曲だった。ぼくの行った演奏会は、彼らのショスタコーヴィチ生誕100周年記念の弦楽四重奏曲全曲演奏会のチクルスの第4回目だった。この日の午前に第3回があったようだ。なお彼らはもともとショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲がやりたくて結成された団体で、全曲チクルスをやるのは今年で3回目とのことだった。

さて演奏だけれど、第10番は何とか4楽章形式だがアンダンテで始まっているのが特異だし、第11番は全7楽章、第12番は全2楽章と、もはや伝統的な弦楽四重奏曲の形式は完全に破られている。各曲の中身も、ショスタコーヴィチが弦楽四重奏の形式を借りて、内心の悲しみ、苦しみ、不安、恐怖、そして怒りといった心情を吐露した、という印象を、改めて感じた。そういった作曲者の感情の振幅が3曲の中で最も感じられるのは、第11番だろう。
だが当夜ぼくが最も感心したのは第12番だ。この曲は2楽章形式だけど、30分近くかかる長い曲で、これまではあまり強い印象を持っていなかった。だがこの曲の第2楽章の途中から、チェロの独奏(藤森さん、さすがに上手かった!)とこれに残りの3丁の楽器が応える部分は、とても玄妙で、まさに4人の哲学者の会話という感じがした。曲の出来がすばらしいことがわかった。こうしたことはCDでは中々わかり辛く、実演ならではの醍醐味だ。

モルゴーア・クァルテットの演奏は、曲を自分の手に収めたという風情ではなく、あくまで曲に向かい合っていくという姿勢がよく出ていて、すごく良い演奏だったと思う。日本にはあまり有名な弦楽四重奏団がないが、どんどん活躍してほしい団体だ。
最後になってしまったが、作曲家・林光氏のライナー・ノートが詳細で良かった。貴重なものだと思う。

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