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zoom RSS ドビュッシー「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」

<<   作成日時 : 2007/08/29 22:00   >>

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東京では今日、急に涼しくなり秋めいてきました。今日聴いたのは、ドビュッシーの「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」です。演奏はランパル(fl)、パスキエ(va)、ラスキーヌ(hp)のERATOへの録音です。録音年は1962年です。

ドビュッシーは30歳の時に彼の唯一の弦楽四重奏曲を作曲した後、しばらく室内楽曲から離れていました。彼が再び室内楽を作曲したのは晩年の50歳を過ぎてからでした。この時、彼は6曲の室内楽曲を構想しました。6曲の楽器の組み合わせは次の通りです。「ヴァイオリンとピアノ」、「チェロとピアノ」、「フルート、ヴィオラ、ハープ」、「オーボエ、ホルン、クラヴサン」、「トランペット、クラリネット、ファゴット、ピアノ」、「コントラバスを含むいくつかの楽器」。
これらのうち前3者は完成し、私見ですが若き日の弦楽四重奏曲を上回る完成度を持つものとなっています。しかし後3者は作曲者自身の死により完成することなく終わりました。「フルート、ヴィオラ、ハープ」は非常に変わった組合せですが、後3者も非常に興味ある組合せです。ドビュッシーはいったいどのような曲を思い描いていたのでしょうか?

さて今日聴いた「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」は非常に美しい曲です。いちおう3楽章形式を取っていますが、内容はそのような形式に囚われることはなく、またフルートがリードしているようで、いやそのように各楽器の役割がどうこういうのはおかしいほど曲は自然に流れて行きます。幽玄で神秘的です。東洋的な神秘が感じられないでしょうか。(夏の夕方に)竹林の中から響いてくる曲のようなイメージはないでしょうか。ぼくは初めてこの曲を聴いた時あまりの美しさに陶然となってしまったのを覚えています。
また1日遅れたかもしれませんが、夏の暑い日の清涼剤ともなるものです。

ランパル、パスキエ、ラスキーヌの演奏は昔から有名なもので、美しさと典雅さを合わせ持った演奏です。今でもこの曲の最高の演奏だといえるのではないでしょうか。

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ドビュッシー:フルート,ビオラとハープのためのソナタ<PA-033>
弦楽四重奏について感想を書きましたが、そのコメントにも書いたとおり、自分が誤解していた点(オルランド四重奏団)をあらためて認識してしまい、軽く気を失いそうになりました(笑)。 しかし、気を取り直して引き続きドビュッシーです! (我ながらたくましいというかふてぶてしい・・・) 今回は、ドビュッシーの晩年の作品、フルート,ビオラとハープのためのソナタです。 ...続きを見る
Cla_PA!(クラシックパーキングエリ...
2007/08/31 20:59

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
アルトゥールさん、こんばんは!
晩夏の涼しくなりかけてきた夕べにこの曲を聞くと、とても素敵ですよね!
「幽玄で神秘的」、「(夏の夕方に)竹林の中から響いてくる曲」…もうアルトゥールさんが全て書かれていらっしゃるので、ただ頷くばかりです。
この曲はとても好きなのですが、知ったのはここ数年のことであり、ご紹介の録音は聞いたことがありません。最高の演奏と伺うと是非聞いてみたくなります。(因みに、私の所有する録音は、ニコレ、篠崎史子、そして昔パルナン四重奏団に在籍したというセルジュ・コローによるカメラータ盤です。)
凛虞
URL
2007/08/30 19:47
凛虞さん、コメント有難うございます!
この曲は、ドビュッシーの全作品(といっても私は全部聞いた
わけではありませんが)の中でも屈指の曲だと思います。
仰るように夏に聴きたい曲だというイメージがありますね。
ランパルらの録音は1962年と古いもの(そういえば拙記事
の中に録音年を書くのを忘れていました(汗)。後で追加
しておきます)ですが、昔から有名なものです。今では、
ドビュッシー室内楽集としてヴァイオリンソナタ、チェロ
ソナタとカップリングされた国内盤が廉価で手に入ると思
います。
カメラータのニコレ盤は私は聞いたことがないですが、ニ
コレの音色はこの曲と合うように思います。興味が出てき
ました。
アルトゥール
2007/08/30 20:36
こんばんは。
私も同じ演奏の廉価ディスクを聴いています。
このドビュッシーの曲を聴いた後に武満徹(ノヴェンバーステップスとかカシオペアとか)を聴くと不思議と馴染みが良いので、このパターンで聴く事が多いです。
ピースうさぎ
2007/08/30 22:23
アルトゥールさん、こんばんは。当ブログに書かれている内容がうぐいすの感性にかちっとはまってしまいまして、勝手ながら、うぐいすが以前書いたブログをトラックバックさせていただきました。
この曲、まさしく「幽玄の美」という言葉がふさわしい曲だと思います。いろいろな演奏聴いてみたいところですが、残念ながら数は少ないですよね。凛虞さんのおっしゃるニコレの演奏は聴いたことなかったので、是非聴いてみようと目論んでいるところです(笑)。
うぐいす
URL
2007/08/31 21:10
ピースうさぎさん、コメントをありがとうございます。
このドビュッシー「フルート、ヴィオラ…」の後に、武満徹
を聞くと東洋的な要素が増幅されて良さそうですね。
いいことを教えて頂きありがとうございました。
自分も試してみます。
アルトゥール
2007/08/31 21:53
うぐいすさん。
コメントとTB有難うございました。
貴ブログを拝見させていただいて、パクリじゃないか
と文句を言われそうなくらい感想が一致しているのが
わかりました(汗)。
録音の種類は少ないですね。ニコレも興味ありますが、
トラヴェルソでも聴いてみたい気がします。ドビュッ
シーを古楽器で演奏するなんて聞いたことがないです
が…。
アルトゥール
2007/08/31 22:03
 おはようございます。
 わたしは、クイケン兄弟+親子が家族そろって演奏しているCDを愛聴しています。(HMF盤)
 もちろんトラヴェルソではないですが、すべて1900年前後の「古楽器」による演奏で、しみじみと鄙びた感じが最高です。
 もっとも、これは、気心の知れた家族だけで演奏しているせいなのかもしれません。
Nora
2007/09/03 11:32
Noraさん、コメント有難うございます。
クイケン兄弟がこの曲を演奏しているとは知りませんでした。
しみじみと鄙びた演奏、ぜひ聴いてみたいです。
実は、最近、年のせいで近くのものが見辛くなり、輸入盤の
背の細かい外国語を読むのがおっくうになってきたのですよ
(笑)。HMFやそれ以上のマイナーなレーベルはつい見落
としがちになっています。しかしドビュッシーのこの曲は好
きなので近々探してみます。
アルトゥール
2007/09/03 21:16
 ごめんなさい、アルトゥールさん。
 レーベルはHMFでなく、もっとマイナーなARCANAでした。
 一応データをはりつけておきます。
(→右URL欄→)
Nora
URL
2007/09/03 22:56
Noraさん、ご親切にタワーレコードのURLを貼り付けて
頂いて有難うございました。
実は貴コメントを拝読する前にタワー新宿店に行ってみた
のですが、この「フルート、ヴィオラ…」のCDは驚くほ
ど少ないのですね。国内盤はランパルらのものだけ、輸入
盤を含めても、Noraさんがお持ちのARCANAのクイケン盤や
凛虞さんがお持ちのカメラータのニコレ盤、また私の持っ
ているEMIのデボスト盤などはなく、聞いたことのない
演奏家の録音が2,3枚あるだけでした。CD不況だとは
いえ寂しい気持になりました。
幸いご紹介のサイトで注文できるようなので、注文してみ
ます。
アルトゥール
2007/09/04 19:52

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