クラシック音楽のある毎日

アクセスカウンタ

zoom RSS コンヴィチュニーのベートーヴェン「交響曲第1、2番」

<<   作成日時 : 2007/09/10 22:01   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

今日はベートーヴェンの交響曲第1番ハ長調と第2番ニ長調を聴きました。演奏はフランツ・コンヴィチュー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、1959年から61年にかけての録音です。

ベートーヴェンの交響曲第1番と第2番は、第3番「英雄」以降の7つの交響曲に比べて軽視されているのではないでしょうか。しかし第1番はベートーヴェンが30歳、第2番はベートーヴェンが33歳の時の作で、ともにベートーヴェンの青年らしい覇気のあふれる傑作だと思うのです。とりわけ第2番は、第1楽章と第4楽章がダイナミックで非常に充実しており、まだ第2楽章は美しく、大傑作ではないでしょうか。ぼくは、ベートーヴェンの交響曲というと第九は例外ですが、それ以外ですと、第2番、第3番、第4番が特に好きでいます。

ところで今日聴いたコンヴィチュニー盤は、ベートーヴェン交響曲全集の中の1枚です。ぼくは、ブログ仲間であるピースうさぎさんが1ヶ月くらい前に御自分のブログでコンヴィチュニーの演奏について書かれているのを読んで、思わずコンヴィチュニーのベートーヴェン交響曲全集を思わず衝動買いしたのです。

実はぼくは、これまでコンヴィチュニーの名前は聞いたことはありましたが、その演奏を聴いたことは(たぶん)なかったのです。ところが聴いてみると、これがすばらしいのです。半世紀近く前に録音されたコンヴィチュニー指揮ゲヴァントハウスというと、どうしても渋い演奏を想像してしまいますが、全然そんなことはありません。さっそうとしていて、清新な演奏で、爽快といってもいいくらいなのです。純粋といえばこれほど純粋な演奏はないではないかと思えてくるほどです。
それに加えて当時のゲヴァントハウス管が良いのです。ベルリン・フィルの重厚さ、ウィーン・フィルの華麗さはありませんが、柔和で抑制された独特の美しい音色を持っています。考えてみると、この録音当時は第二次大戦の終戦からまだ15年という時期です。戦前にはゲヴァントハウス管はフルトヴェングラーやワルターが客演に来るほどの名門だったわけですから、録音当時も高いレベルを維持していたのではないでしょうか。
余談ですが、数年前まで新日本フィルの音楽監督だったゲルハルト・ボッセさん(ブログ仲間のイチロンさんによると、現在は大阪に在住しておられ、お元気のようです)は、この当時ゲヴァントハウス管のコンマスだったと聞いたことがあります。きっとこの録音にも参加しておられるのでしょう。

ところでぼくは以前指揮者について、こういう演奏をしたいというマクロを重視するタイプと、一つ一つのミクロを積み上げていってマクロに至るミクロ重視派に分けられるのではないかと考えたことがあります。そしてマクロ重視派の典型はトスカニーニやフルトヴェングラーで、ミクロ重視派の典型はカラヤンだと考えたことがあります。もちろん両者は程度問題ですが…。
その観点からいくと、コンヴィチュニーは完全にマクロ重視派だということになるでしょう。彼のベートーヴェン交響曲全集を聴いていると、各曲の性格はあまり重視してないように思います。むしろ、オレはこういう演奏をしたいんだという気合とベートーヴェンに対する愛情が前面に出てきた名演奏だと思うのです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
フルトヴェングラー
********************************** ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtw&amp;auml;ngler, 1886年1月25日ベルリン生 - 1954年11月30日バーデン・バーデン没)はドイツ出身の指揮者・作曲家・ピアニスト。 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ベルリン.. ...続きを見る
音楽と生活
2007/09/12 08:25

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
先週にこのコンヴィチュニーの第1番と第2番を聴いていました。

結構ラフだったので最初は?と思いましたが、聴いているうちになかなか味のある演奏だなあと思いなおした次第です。
ピースうさぎ
2007/09/10 22:32
こんばんわ。
ぼくも2番好きです。アルトゥールさんのおっしゃる通り、2楽章の美しさ、4楽章の颯爽とした音の数々、いいですよね〜。聴いててとってもワクワクしてきます。
イチロン
URL
2007/09/10 23:20
ピースうさぎさん。
コメントをありがとうございます。
たしかにコンヴィチュニーの演奏はカラヤンに代表されるような
精緻さはないと思います。しかし最近の機械的な演奏には見られ
ない純粋さ・味わい深さ・個性があると思います。
コンヴィチュニーのことを教えて頂いて本当に有難うございました。
アルトゥール
2007/09/11 19:12
イチロンさん、お久しぶりです。
コメントを頂いて有難うございます。
私はベートーヴェンの交響曲では仇名付きの4曲や第7番は
たくさん聞いたので、最近はそれ以外の方をよく聞きます。
2番はフレッシュで、聞けば聞くほど好きになってきました。
本当にワクワクしますよね。
アルトゥール
2007/09/11 19:17

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
コンヴィチュニーのベートーヴェン「交響曲第1、2番」 クラシック音楽のある毎日/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる