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zoom RSS ピリスのシューマン「子供の情景」

<<   作成日時 : 2007/12/07 21:22   >>

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昨日息子が体調を崩しましたが、1日で回復し、今日は元気に登校しました。わが子ながら、改めて子供の回復力に感心しました。

今日はマリア・ジョアオ・ピリスの演奏するシューマン「子供の情景」作品15を鑑賞しました。1984年8月のERATOへの録音です。
「子供の情景」は、有名な「トロイメライ」が含まれているせいもあり、シューマンのピアノ曲の中では一般的知名度は最も高いものと思います。しかし少なくとも今では、ファンの間では、同じシューマンでも「交響的練習曲」や「クライスレリアーナ」の方が人気が高いのではないでしょうか。また演奏技術の難易度が低いせいか、実演でもあまり演奏されないように思います。しかし「子供の情景」も、シューマンならではのファンタジーと文学性あふれる魅力的な作品であり、少なくとも1年に1度は聴いてみたいと思うのです。

「子供の情景」は、それぞれ「見知らぬ国より」「珍しいお話」「鬼ごっこ」「おねだり」「満足」「大事件」「トロイメライ」「炉ばたで」「木馬の騎士」「むきになって」「びっくり」「子供は眠る」「詩人は語る」と題された13の小曲からなっています。
最初の「見知らぬ国より」はシューマンらしい憧れに満ちた夢見るような作品ですが、以降「大事件」まで活発な愛らしい曲が続きます。この辺は、無邪気な小さい子どもが珍しいお話を聞かされたり、鬼ごっこをしたりして、はしゃいでいる様子を想像しながら聴いていくのが興でしょう。そして「トロイメライ」を経て、また活気のある曲が続き、最後から2番目の「子供は眠る」で子供が就寝したさまが描かれ、最後の「詩人は語る」で静かに終わります。最初の「見知らぬ国より」、ちょうど中間の7曲目の「トロイメライ」、そして最後の「詩人は語る」に夢見るような静かな曲が置かれているという構成が目を引きます。最後の「詩人は語る」はこの場だけに止まらない、時間的・空間的な広がりを感じさせないでしょうか。
こうして聴いてみると、この「子供の情景」は、「交響的練習曲」や「クライスレリアーナ」のような濃厚なロマンや激情は感じられないもの、これはこれで夢とファンタジーにあふれた名作だと思われるのです。

ピリスの演奏は、彼女ならではつぶらでクリアな音色とみずみずしい感性で演奏されたすぐれたものです。1曲1曲を描き分けるよりは、全曲を1つの作品としてとらえて全体の流れを重視しているように思います。今日は「トロイメライ」や「詩人は語る」での、しみじみと心のこもった演奏が深く印象に残りました。

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