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zoom RSS カラヤンのドヴォルザーク「交響曲第9番『新世界より』」

<<   作成日時 : 2008/02/28 20:56   >>

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最近、仕事が忙しく、その上私事で週末に実家に帰省していたりしたため、あまり音楽を聴く余裕がありませんでした。

今年は「帝王」ヘルベルト・フォン・カラヤンの生誕100周年だそうで、各レコード会社ではカラヤンの録音を新たに装いを変えて再発売しているようです。ユニバーサル・グループでは、彼がDGレーベルに録音したハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン等の録音を国内盤として再発売しているようですし、EMIに彼が残した録音も、輸入盤ですがBOXで発売されているようです。

カラヤンが生前に録音した量はまさに空前絶後です。ぼくがクラシックを聴き始めた1970年代後半は、毎月のようにカラヤンの新盤LPが発売されていました(そして粗製乱造と陰口されていました)。現在ぼく自身が最も多くのCDを所有しいる指揮者も、カラヤンだと思います。ベートーヴェン(70年代の録音)、メンデルスゾーン、シューマン等の交響曲全集や、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」全曲盤を始めとするオペラ録音も所有しているので、おそらく4〜50枚も持っているのではないでしょうか。
そしてその全てに満足しているわけではなく、個人的には、彼の録音は晩年よりも1950年代、60年代に好きなものが多いのですが、こういった演奏家の話を始めると長くなるので、この辺で止めておきます。

今日聴いたのは、カラヤンが1985年2月にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と録音したドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」です。カラヤンの「新世界」を聴くのは何年かぶりのように思います。

「新世界」は今さら何も言うまでもないクラシック界の人気名曲です。とりわけ作曲者の望郷の思いあふれる抒情的な第2楽章が有名です。しかしぼく個人は、第2楽章よりも、ダイナミックさとチェコの民族色あふれる旋律美が見事に両立した第1、4楽章により魅力を感じるのですが、どうでしょうか。

カラヤンの演奏ですが、さすがにアンサンブルの精緻さと、精妙で柔らかな音色で聞かせてくれます。ベルリン・フィルではなくウィーン・フィルと録音した成果は、第2、3楽章で現れているように思います。反面、チェコの民族的な要素はきれいさっぱり消し去られています。このような側面が、彼の演奏を批評する際によく使われる「カラヤンの『新世界』」を聴いているような気分になる」というような評言につながるのでしょう。
しかしこの85年の「新世界」は、彼の一層の批判の言である「曲よりもカラヤンを聴いているような気分になる」というほどではありません。それなりにしっかりした演奏で、おまけに録音が最優秀とあって、聴き終わって、充実した演奏だったという感想を抱きました。

なお本録音にはスメタナの「モルダウ」が併録されています。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
アルトゥールさん、おはようございます。
カラヤンの新世界といえば、うぐいすは昔LPでベルリン・フィルを振った1977年盤(EMI)を持ってました。これもモルダウとカップリングされていました。正にカラヤン全盛期の、派手派手しい(笑)ゴージャスな演奏でした。当時新世界というとターリヒやアンチェルに魅かれてたので、ちょっとカラヤンのは騒々しく感じたものの、たまに聴くとそのきらびやかな音色もけっこう楽しめました。

70年代は確かに、カラヤンがリアルタイムで存在する代表的な巨匠というイメージがあって、録音もガンガン出てました。当時はカラヤンやバーンスタインのような存在が当たり前のような感覚でしたが、いまやあのようなタイプの演奏家は存在してないですね。あのときですら厳しい評論家からは巨匠不在なんていわれてましたが、今思えばなんとも贅沢な時代です(笑)。
うぐいす
2008/03/01 10:04
うぐいすさん、コメントを有難うございます。
70年代、80年代というと、ファンの間ではアンチ・カラヤン
が多数派でしたね。私もゴージャスなカラヤン・サウンドが大好
きというわけではないのですが、時々カラヤンを取り出して聴い
てみると、「意外といいじゃん」という感想を持つことがありま
す。今回の「新世界」もそうでした。

たしかに70年代は、カラヤン、バーンスタインらが活躍してい
たのに、彼らはさらに昔のフルトヴェングラー等の巨匠には及ば
ないように評する評論家はいましたね。あと何十年間かすると、
90年代はアバド、バレンボイムらそれなりの巨匠が活躍してい
たなんて言われるようになるかもしれませんね(笑)。
アルトゥール
2008/03/02 15:56
 こんにちは。
 最近、どのCDショップも、カラヤンコーナーができて、えらいことになってますね。せっかくだから、この機会に何か買おうかとも思うのですが、迷ってしまいます。わたしもどちらかというと、初期と後期(晩年)の演奏が好きですが、中期もたまにすごい演奏があるのであなどれません。
 ところで、カラヤン生誕100周年ということは、朝比奈さんもそうなのですね。
 やはり大きなポスターなどがはってありますが、思わず見つめて、もういないんだな、としみじみ思ってしまいます。
Nora
2008/03/03 16:23
Noraさん、いつもコメントを頂き有難うございます。

私は、80年代に入ってからのカラヤンは、曲にもよります
が、どうも濃厚すぎるような気がして、50年代、60年代
の推進力のあった時代の方が好きでいます(ただし最晩年の
ウィーン・フィルを振ったブルックナー第8のような例外は
あります)。しかし80年代の録音でもふと取り出して聴い
てみると、意外に良いなあと感じたりします。

そういえば朝比奈さんはカラヤンと同じ年でしたね。私は朝
比奈さんというと、亡くなられた年に聞いたサントリーホー
ルでの実演(曲目はブルックナー第8でした)が忘れられま
せん。あれからもう6年半も経過したのかと思うと、感慨ひ
としおです。
アルトゥール
2008/03/03 18:13

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