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zoom RSS リンゼイSQのハイドン「弦楽四重奏曲第67番『ひばり』」

<<   作成日時 : 2008/03/30 22:01   >>

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明日3月31日は、凛虞さん、rudolf2006さん、うぐいすさんの企画されている「ハイドン・カルテットの日」です。ハイドンが好きで、日本でのハイドンの人気のなさに日頃から不満を感じていたぼくにとっては、たいへん有り難い企画です。今日1日早くエントリーしますが、明日もエントリーの予定です。
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さて今日聴いたのは、作品64の5「ひばり」です。たいへん有名な曲で、「ひばり」というのは、冒頭の主題がひばりのさえずりを思わせることから付けられた仇名です。ぼくはLP時代、スメタナSQの演奏でこの曲を初めて聴きました。なんとまあ、素朴で純粋で美しい曲だろうか、と感嘆したものです。以来ずっと愛して聴いている曲で、最近はウィーン・コンツェルトハウスSQのWestminster盤を好んで聴いています。

「ひばり」のさえずりで始める第1楽章は、聴いていてたいへん楽しく、微笑ましいものがあります。しかし第1楽章だけでなく、おおらかで情感豊かな第2楽章、活気あふれる第3楽章・第4楽章と、曲自体の完成度も高いのではないでしょうか。もっとも、ハイドンの場合、あれほど多くの作品を残したにもかかわらず、どの曲も完成度は高く、凡作はきわめて少ないように思いますが…。

今日聴いた演奏はリンゼイSQです(もっともぼくの聴いたCD(CD番号=RSB407)では「THE LINDSAYS」と表記されています。しかし、同団体が英国のASVレーベルに残した録音にはThe Lindsay String Quartetと表記されているものもあり、わが国での来日公演では一貫してリンゼイ弦楽四重奏団と表記されていたので、本記事でもリンゼイSQと表記します)。
リンゼイSQは英国のASVレーベルに多数ハイドンをスタジオ録音していますが、今日聴いたのはスタジオ録音ではなく、1987年にロンドンのウィグモア・ホールで行われたThe Genius of Haydon Festival(日本語に直すと、「ハイドンの真価を問う!フェスティバル」とでもなるのでしょうか)でのライブ録音です。

リンゼイSQは最近解散しましたが、第1ヴァイオリンのピーター・クロッパー主導型の団体で、クロッパーの強い表現意欲が前面の押し出されたダイナミックな演奏をする個性的な団体でした。没個性化の進むカルテット界(ただし、没個性化はカルテットの世界だけではないとは思いますが)にあって、ぼくなどはたいへん有り難く聴いていたのです。来日公演にも2回行ったことがあります。

今日聴いた「ひばり」でも、スメタナSQやウィーン・コンツェルトハウスSQが春のうららかな日に聴く、ひばりののどかなさえずりだとすれば、リンゼイSQの「ひばり」は大変活発なさえずりです。早めのテンポでダイナミックな演奏を繰り広げています。非常に個性的な演奏ですが、ぼくとしては満足して聴くことができました。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
アルトゥールさん、こんばんは。
ネットで調べたら、ハイドンって20世紀半ばまでマイナーだったようですね。トスカニーニが「時計」を2回録音したということで世間に驚かれたとか(笑)。それに比べれば今は結構評価されてはきてるのでしょうが、でもその名声に対して扱いがまだまだ不遇ですね。

ハイドンのひばりはアルトゥールさんと同様、ウィーン・コンツェルトハウスQのを聴くことが多いですね。リンゼイQ、うぐいすは馴染みがありませんでした(笑)。1st Vn主導型なのですね。ハイドンの四重奏は曲の構成からしても、そういったタイプの演奏が結構映えるかもしれませんね!
うぐいす
2008/03/30 23:27
アルトゥールさん、こんばんは!
The Lindsays(横文字が苦手なくせに、何故かこのカルテット特有のサウンドを想起させるカッコよさがあるので、こう記しています(爆))を初めとする英国のカルテットは極めて個性的ですね。
アルトゥールさんご紹介のディスクは未聴ですが、唯一所有するThe Lindsaysのハイドンのディスクには、第43番、第81番〜第83番が1枚に収まったものです。殊に第43番が抑制と活発さのダイナミクスが効果的であり印象的です。
今回だけでなく、もう一つエントリーくださるとのこと、とても嬉しく楽しみにしております!
凛虞
URL
2008/03/31 00:40
アルトゥールさま お早うございます。

「パパ・ハイドンの日」に参加、ありがとうございます。
私も、「ひばり」でまた書こうと思っておりました、爆〜
しかもスメタナです、爆〜
同じような演奏も皆さん聴かれているんだなって思いました。

明日の記事も愉しみにしています〜。
ミ(`w´)彡 
rudolf2006
URL
2008/03/31 08:02
うぐいすさん
コメントを頂き有難うございます。
ハイドンはモーツァルトにない独自の魅力を持った作曲家
だと思うのですが、世間的にはハイドンは退屈という印象
を持たれがちのようで、平素から残念に思っていました。

リンゼイQは実演を聴いて分かったのですが、第1Vnのピ
ーター・クロッパーが身体を大きく前後に揺らして気合の
入った演奏をします。日本では全く人気が出ませんでした
が、個人的には好きなカルテットでした。ベートーヴェン
全集も2回にわたり録音しているようです(私はその旧盤
を持っています)。
アルトゥール
2008/03/31 20:24
凛虞さん、コメント有難うございます!

私は、英国のカルテットはアマデウスSQとリンゼイSQ
しか知らないのですが、仰られてみると両者は第1vn主導
型でその第1vnが大変個性的という共通点がありますね。
リンゼイはアマデウスの系譜を継ぐ存在だったのかもしれ
ませんね。
私はリンゼイはベートーヴェン全集のほか、シューベルト
も持っています。今後、ドヴォルザークやバルトークも聴
いてみたいと思っています。ASVレーベルは高いという
難点がありますが…。
アルトゥール
2008/03/31 20:56
rudolf2006さん、こんばんは!
「ひばり」は、もうどの団体で聴いても不満の残らない
良い曲ですね。でもハイドンは「ひばり」のような有名曲
以外にも、佳曲をたくさん残しているように思います。
もちろん私のまだ聞いた事のない中にも佳曲はあると思い
ます。そうした曲を発掘していくのは、これからの人生の
楽しみであります。
アルトゥール
2008/03/31 21:58

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