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zoom RSS グールドのJ.S.バッハ「フーガの技法」

<<   作成日時 : 2008/09/06 20:28   >>

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この1週間仕事が忙しく、記事を書く余裕がありませんでした。その間に、世間では福田康夫首相がとつぜん辞任を表明するという出来事がありました。

さて前回に続き、グレン・グールドのバッハです。今日は「フーガの技法」BWV1080です。
グールドの「フーガの技法」のCD(国内盤のSRCR1854です)は変則的で、最初に「コントラプンクトゥス」第1〜9番がオルガンによって演奏され、これが1962年1、2月の録音です。次に「コントラプンクトゥス」第1、2、4番がピアノで演奏され、これは1981年と晩年の録音です。次に同第9、11、13番がピアノで演奏され、これは1967年11月の録音です。さらに同第14番がピアノ演奏され、1980年4月の録音です。最後に「BACHの名によるプレリュードとフーガ BWV898」が収められていますが、これは1980年4月の録音です。
したがって、「コントラプンクトゥス」第1、2、4、9番の4曲は、オルガンとピアノの2種類で聴けることになります。

バッハの遺作とされ(ただし近年の研究結果では、遺作とは言い切れないようです)、最高傑作とも言われる「フーガの技法」ですが、ぼくにはどうもよく分からないのです(音楽に対する感性が鈍いのかもしれません)。対位法という表現様式を通して音楽による表現の可能性を探った作品かもしれませんし、巨大で混沌とした音の洪水を聴いているようでもあります。その怒涛のように、奔流のように湧き出てくる音世界は、聴いていて圧倒されてしまうのですが、つかみどころがないようです。
はっきりと感じるのは、ともかく巨大だということ。奔流のように音が流れ出てくること。これです。

グールドのオルガン演奏は珍しいものです。というより、ぼくは他に存在を知りません。しかしペダルを控えるなど、現代風の演奏様式で、グールドはオルガンについても一家言持っていたことを窺い知ることができます。
しかし聴きものはピアノ演奏による各曲でしょう。たいへん切れ味の鋭い、鮮やかな演奏です。すごいテクニックです。グールドのハミングも全開です。
この巨大な、よく分からない音世界に、いつまでも浸っていたいという気持ちにさせられるのです。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
私も「フーガの技法」はどうもよくわからないです。
でもグールドはバッハの作品では「フーガの技法」が一番好きで、
コンサートをしていた頃からよくプログラムに入れていたそうです。
やっぱり変わった人だ・・・。

グールドの「フーガの技法」については
拙HPでも以前に取り上げたことがあります。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kisohiro/artoffugue.html
木曽のあばら屋
URL
2008/09/08 18:08
木曽のあばら屋さん
コメントを有難うございます。
レスが遅れ申し訳ありませんでした。
言い訳させて頂くと、昨日はブログを開く暇が全くないほど
忙しかったのです。
さて、HPのご紹介有難うございました。
仰るとおり色気もそっけもないですね
ひょっとしたら現代音楽に通じるものがあるのかもしれません。
しかしさすがはグールド、面白く聞かせてくれますね。
この曲は室内オーケストラや弦楽四重奏による演奏も
あるので、それらを聴くと曲の印象をまた変わってく
るのかもしれないと思います。
アルトゥール
2008/09/10 06:37
アルトゥールさま こんばんは

いつも素晴らしい演奏を教えていただき、ありがとうございます。
バッハも、グールドも、私は初心者のようなものなんですよ。「ゴールドベルク変奏曲」も今年初めて聴きました。「フーガの技法」は、リステンパルトが指揮した演奏を持っていると思っていますが〜。
色々と聴きたいと思いつつ、なかなか聴く曲が増えてきませんね、でも、ブログを始めて、アルトゥールさんや他の方々から、色々な曲を紹介していただけて、本当にうれしく思っています。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2008/09/12 18:36
rudolf2006さま

コメントを頂き、有難うございます。
私にとっても「フーガの技法」はずっと分からないでいた曲で、
CDもグールド盤と、コープマンとマトーの2台チェンバロ盤しか
持っていません。室内オーケストラや弦楽四重奏による演奏は今ま
で聞かないできました。
けれども今回聴いて、何か惹きつけられるものを感じました。難解
だといって済ますことができないものを感じます。時々は聴いてい
きたい曲です。

ところでオークレールのシューベルト集を注文して頂き、有難うご
ざいました。昨年拙ブログを見て同CDをお買いになった方がおら
れたのですが、その方も絶賛されていました。きっとご満足がいく
ものと思います。


アルトゥール
2008/09/13 20:22

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