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zoom RSS アーノンクールのモーツァルト「グラン・パルティータ」

<<   作成日時 : 2008/11/01 21:37   >>

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あっという間に11月になりました。3連休の初日の今日、久しぶりに音楽を聴く時間的余裕ができました。そこで取っておきの曲を聴こうと思い、聴いてみたのがモーツァルトのセレナード第10番変ロ長調K361「グラン・パルティータ」です。曲が13個の木管楽器で編成されていることから、「13管楽器のためのセレナード」とも称されることのある曲です。

ぼくは、モーツァルトのすべての作品の中から1曲を挙げるとなると、いつもこの曲を挙げます。交響曲第39番K543、協奏交響曲K364、クラリネット五重奏曲K581、ピアノ・ソナタ第16番K570など、他にも大好きな曲はありますが、1曲に絞らなければならないとすると、昔から必ずこの「グラン・パルティータ」を挙げます。それほど大好きな曲なのです。
すべての音楽の中でこの曲がいちばん好きかどうかはわかりませんが、モーツァルトの中ではぜったいにこの曲なのです。

この「グラン・パルティータ」は、全7楽章という長大な編成を取っています。その中で最も有名なのは、映画「アマデウス」で取り上げられた第3楽章アダージョではないでしょうか。第3楽章でのオーボエが息長く歌い継がれ、クラリネットとホルンが織りなす美しい旋律はまさに絶美です。
しかし第3楽章を挟む第2、4楽章のメヌエットもどことなく飄々としていて優美ですし、曲全体の両端楽章すなわち第1楽章と第7楽章も、曲の始まりを告げ、終わりを飾るにふさわしい活発で楽しい楽章です。

さらに第5、6楽章が絶品なのではないでしょうか。
第5楽章のロマンツェは、途中で悲愴感の感じられるハ短調に転調してメリハリを保ちながらも、全体としては息長く優雅ですし、第6楽章は言葉にできないほど素晴らしいとぼくは思うのです。第6楽章はクラリネットで提示される主題と6つの変奏曲からなる楽章ですが、上品、高雅、ユーモア、息の長さ、ともかく何回聴いても感嘆し、感動してしまうのです。まさにモーツァルト以外にはどんな作曲家でもぜったい書くことのできない作品です。

話はそれますが、ぼくはモーツァルトの曲は、この「グラン・パルティータ」に限らずどの曲でも、何回聴いても飽きません。聴くたびに新鮮な感動を与えてくれる唯一無二の作曲家です。

さて今日聴いた演奏は、ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・モーツァルト管楽合奏団です。録音は1983年9月です。この曲はぼく自身は、ウィーン・フィルハーモニー木管グループ、チェコ・フィルハーモニー木管グループといった団体の古雅な演奏に惹かれることが多いです。
しかしアーノンクールの演奏は、80年代前半の彼らしくフレッシュな一方で、各奏者の繊細な歌い回しも楽しむことができ、現代の「グラン・パルティータ」演奏の代表としてたいへん楽しむことのできる録音だと思います。

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アーノンクールの「グラン・パルティータ」 〜モーツァルト作曲13管楽器のためのセレナード
暖かい冬の日でした。 四国の冬はこんな日が多いんです。ポカポカとした日中は、つい居眠りをしてしまうような・・・・・。今年の寒波はキツイので、このホンワカしか日は、懐かしい感じがしますな。 ...続きを見る
クラシック音楽のひとりごと
2008/11/03 04:03

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。
アーノンクール盤、これはイイ演奏でした。爽快さと典雅さが交互に現れて、聴いていてワクワクしました。前衛的なところもあって、当時のアーノンクールの面白さがよく出ていました。コントラバスが加わっているのも、新鮮な響きに一役買っていたと思います。
それにしても、奏者が巧いです。録音も良く、一時、これ何度も聴いておりました。
mozart1889
URL
2008/11/03 04:06
mozart1889さん、お久しぶりです!
コメントとTBを頂き、有難うございます。

アーノンクールのグランパルティータ、私も同感です。
仰るように爽快さと典雅さが交互に現れていると思い
ます。この頃のアーノンクールは面白かったですね。
今のアーノンクールにも別の良さがあるとは思います
が…。
ウィーン・モーツァルト管楽合奏団とは、ウィーン響
のメンバーを中心に作られた団体のようですが、私も
巧いと思います。特にオーボエが巧いようで、第3楽
章などいつも聞き惚れてしまいます。
アルトゥール
2008/11/03 18:18
こんにちは。
私もこの曲が大好き、数あるモーツァルトの中でも一番好きで、一番沢山きいてきました。私は自営業なので仕事場で音楽を流しています。こんな「ながら聴き」を含めれば5000回は聴いているはずです。
私は第6楽章の変奏曲が特に大好きです、何回聴いても飽きることがありません。
演奏は色々聴いてきましたが今はS・ヴェーグのエアチェックテープとブリュッヘンによるLDが気に入っています。

Lacroix
2008/11/05 12:54
Lacroixさま
こんばんは。
コメントを頂き有難うございます。

Lacroixさまもこの曲がいちばんのお好みでしたか!
こんな素晴らしい曲を聴きながら仕事ができるとは
うらやましいです。
私も第6楽章の変奏曲が特に大好きです。じーんと
聞き惚れてしまいます。
私がこの曲をベーム盤で最初に聞いたように思います。
ヴェーグの演奏は存在すら知りませんでしたし、ブリ
ュッヘン盤も聞いたことがないです。
私の場合、これまで古楽オーケストラはアーノンクー
ルで代表させてそれ以外、ブリュッヘン、ガーディナ
ー等はあまり聞いていませんでした。最近コープマン
の演奏を聴いてなかなか楽しめました。ブリュッヘン
等、アーノンクール以外の古楽オーケストラはこれか
らの楽しみだと思っています。


アルトゥール
2008/11/05 21:31

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