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zoom RSS ロストロポーヴィチのハイドン「チェロ協奏曲第1、2番」

<<   作成日時 : 2008/11/16 21:24   >>

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今日の東京は雨でした。今日は、妻の妹が小3の実娘(ぼくにとっての姪)を連れて我が家に遊びに来ました。

最近あまりチェロの曲を聴いていませんでした。今日はふだんあまり聴いていないチェロの曲を聴いてみようと思い、ハイドンのチェロ協奏曲第1番と2番を聴いてみました。演奏はムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロと指揮)とアカデミー室内管弦楽団、1975年11月のEMI録音です。
ハイドンのチェロ協奏曲は、ベートーヴェンやブラームスにチェロ協奏曲の作曲がなかったせいもあり、作曲史上、シューマン、ドヴォルザークのチェロ協奏曲に次ぐ存在だと見られているそうです(ぼくは個人的にはショスタコーヴィチのチェロ協奏曲が好きなのですが、それは別論です)。
しかしぼくはこの2曲をめったに聴くことはなく、今日聴いたのは5年ぶりくらいのように思います。また演奏もこのロストロポーヴィチ盤しか持っていないのです。

両曲とも急・緩・急の3楽章構成を取っており、聴いてみてまず古典的な形式美を感じました。また両曲とも、思わず口ずさみたくなる親しみやすいメロディに溢れています。そして両曲とも終始独奏チェロが活躍し、チェリストとしては腕の見せ所が多いのではないでしょうか。
ただし第1番が明るく楽しいのに対し、2番はのどかで落ち着いたたたずまいで、これら両曲の内容的な性格は異なっているように思います。
また第2番は、第1楽章は途中で転調するなど表情豊かで、第2楽章も叙情的な美しさを持ち、なかなかの佳曲ではないでしょうか。

今日聴いたロストロポーヴィチ盤は、まさに彼の独壇場という感があります。
録音されたのは1975年ですから、彼が旧ソ連から出国した1974年の翌年だということになります。この時期ロストロポーヴィチは、このハイドンのほか、バーンスタイン指揮フランス国内管弦楽団とのシューマン「チェロ協奏曲」とブロッホ「シェロモ」や、ジュリーニ指揮ロンドン・フィルとドヴォルザーク「チェロ協奏曲」も録音しています。これらの録音に共通して感じられることですが、ロストロポーヴィチは、それまでの旧ソ連下の自由を抑圧された体制から解放された直後のせいか、その実力を思う存分発揮し、やりたい放題やっています。時にはやり過ぎと感じられることもあるほどです。

今日のハイドンも、もっと端正な演奏の方が作品本来の姿を伝えるものなのかもしれません。しかしロストロポーヴィチはそんなことはおかまいなし、大きくヴィブラートをかけ、朗々と歌い、思う存分自己主張します。特に両曲の緩徐楽章での歌い回しはまさに「ロストロ節」です。また第1番の第3楽章はまるでスポーツカーをすっ飛ばして行くような鮮やかな技巧で、カッコイイと感嘆させられます。
このように随所にロストロポーヴィチらしい演奏を楽しむことができ、ニヤリとさせられる1枚なのです。

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