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zoom RSS コープマンのヘンデル「合奏協奏曲作品6 第6、4、2、1番」

<<   作成日時 : 2009/01/24 21:48   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

昨年、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック管弦楽団のバッハ「ブランデンブルク協奏曲」を聴いて、その古雅で柔和なサウンドに感嘆させられました。そこで、今日は同じコンビのヘンデル「合奏協奏曲作品6」を聴いてみました。1985年4月、ERATOへの録音です。

ヘンデルの合奏協奏曲作品6は全12曲からなりますが、コープマンはその全曲を録音しておらず、今日聴いた第1、2、4、6番のみを録音しているようです。なお聴いた順が、第6、4、2、1番と番号と逆になっているのは、CDでその順に収録されているためです。

ところで今年は、ヘンデルの没後250年というヘンデル・イヤーだそうです。
前にこのブログで書いたことがあるのですが、日本ではヘンデルの人気がなさ過ぎるのではないでしょうか。
ぼくは小学校時代、音楽の授業で、「音楽の父はバッハ、音楽の母はヘンデル」と教えられたことを覚えています。ところが実際には、バッハに比べて、「音楽の母」ヘンデルの演奏される機会は極めて少なく、バッハ9対ヘンデル1かそれ以上に開いているはずです。録音も似たようなもので、ヘンデルの国内盤が存在するのはオラトリオ「メサイア」のほか、「水上の音楽」、作品1のソナタなど数えられるほどです。
そしてヘンデルがこれほど不遇な扱いを受けているのは、日本だけなのではないでしょうか。
このヘンデル・イヤーをきっかけに、ヘンデルがもっと脚光を浴びないものだろうか……ぼくの願いです。

ところでヘンデルといえば、今日聴いた合奏協奏曲作品6は、オルガン協奏曲と並びヘンデルの協奏曲分野での傑作として知られています。しかし、合奏協奏曲もオルガン協奏曲も、本来はオペラの幕間などに観客に聴かれるための作曲された作品で、本来BGM用に作曲されたものなのです。合奏協奏曲もオルガン協奏曲も水上の音楽も、ヘンデルにとってはいわば手すさび、余技のようなものなのです。
彼の本領は、オペラとオラトリオにあるはずです。
しかし「メサイア」以外のオラトリオやオペラは、ほとんど日本では知られていません。そしてぼくも、偉そうなことは全く言えません。所有しているヘンデルのオラトリオは「メサイア」と「マカベウスのユダ」だけで、オペラは1作も持っていないのです。持っているのは器楽曲ばかりなのです。

ヘンデル・イヤーの今年に一つ腰を入れて、ヘンデルの聞いたことのないオラトリオやオペラに挑戦してみようか…そんなことを思っています。

前置きが長くなりましたが、今日聴いた合奏協奏曲作品6からの4曲は、いかにもバロックといった風情の作品です。当時の聴衆が、こんな曲をBGMとして聴くことができたとは贅沢な話だと思います。
また4曲はそれぞれ個性豊かです。たった一言で片付けてはいけないかもしれませんが、6番は格調が高く、4番は伸び伸びとした作風で、2番は緊張感がみなぎり、1番はのどかです。
ぼく自身は、ヘンデルらしいおおらかさが楽しめる4番と1番が好きになりました。

コープマンとアムステルダム・バロック管弦楽団の演奏は、ここでも典雅で格調高く、柔和で上品なものです。その美しい響きにはただただ魅せられるほかありません。これらの曲の演奏として最高のものではないでしょうか。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
 アルトゥールさん、おはようございます。ご無沙汰致しております。今年もどうか宜しくお願い致します。ちょっと遅いご挨拶になりました。ところで ヘンデル いいですね。実は昭和の終わり頃から、職場の方たちの影響を受けて、バロックに興味を持ってしまい、ラモー、スカルラッティ、ヘンデルのCDを集めだした時期がありました。食卓でそんな話をしていたものですから、約11年前、息子がスペインに行った時、ヘンデル のCDを買ってきてくれました。珍しい盤です。ヴァルハル・ヴォーダン指揮 スロバキア室内管弦楽団で、2枚セットになっており、 「 水上の音楽 」 「 王宮の花火の音楽 」 の他に 「 クラブサン組曲2、3番 」 「 合奏協奏曲1,2,3,4番 」 で、アルトゥールさんがお書きになっていらしゃる、肝心の 「 合奏協奏曲6番 」 が入っておりません。これはダブってしまいますけれど、揃えなければいけませんな。近いうちに・・・
 おっしゃるように、ヘンデルは日本でもっと聴かれるべきですね。今日は千秋楽が楽しみです。どうも失礼を致しました。
my
2009/01/25 11:33
myさん、ご無沙汰しております。
こちらこそ、今年も宜しくお願い申し上げます。
また、コメントを頂き有難うございます。

ご子息がお求めになったヘンデルのCDですが、ヘンデルの
器楽曲の分野での名曲集といった趣の確かに珍しい盤ですね。
ぼくは「水上の音楽」も好きなんですよ。貴族のテムズ川の
川下りのための機会音楽だそうですが、おおらかで良い曲だ
と思います。
ところで大相撲、朝青龍が見事な復活優勝を遂げましたね。
朝青龍はその気性の荒さからいろいと誤解を受けているよう
ですが、根は、信義をわきまえた、昔ながらの武士のような
力士だと思うんですよ。朝青龍の復活により、これから毎場
所、白鵬との二横綱による優勝争いが見られると思うとこれ
から楽しみです。もう一人、琴欧洲にも出てきてほしいんですが…。

アルトゥール
2009/01/25 20:29
はい、なのでヘンデルのブログやってます♪(笑)
ヘンデルの真髄は何と言っても声楽曲にあるのですが、日本では「言葉の壁」「宗教の壁」等に阻まれて、苦戦していますね。
現在ヨーロッパでは、ヘンデルのオペラは大人気です。

ヘンデルのオペラは、とりあえず「アリア集」でも十分楽しめます。
(1曲1曲が音楽的に、その前後から独立しているため)
全曲盤は、まず「ジュリオ・チェーザレ」からどうぞ。
メサイア以外のオラトリオなら、現状では「サウル」「ソロモン」が、良い演奏のCDが入手しやすいですよ。
REIKO
URL
2009/01/26 04:20
REIKOさん、おはようございます。
コメントを頂き、ありがとうございます。
ヘンデルのオペラはたいへん楽しみです。
仰せのとおり「ジュリオ・チェーザレ」から入ろうと思います。
オラトリオは、「テオドーラ」を注文しました。
本当は「エジプトのイスラエル人」を聴いてみたかったのですが、
良さそうなCDが見つけられなかったのです。「サウル」「ソロモン」
は次、行きます。
アルトゥール
2009/01/26 06:58

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