クラシック音楽のある毎日

アクセスカウンタ

zoom RSS アンドラーシュ・シフの演奏会(2月15日)

<<   作成日時 : 2011/02/16 18:19   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

昨日2月15日(火)、東京・渋谷区の東京オペラシティ・コンサートホールで行われたアンドラーシュ・シフのピアノ・リサイタルに行ってきました。

プログラムは次の通りでした。

 シューベルト「楽興の時」D780
 同「即興曲」D899
 (中休み)
 同「3つのピアノ小品」D946
 同「即興曲」D935

シューベルトがピアノのために作曲した主要なピアノ小品をすべて、一晩で聴くことができるという、贅沢なプログラムです。

会場に行くと、今日の演奏会は、昨年10月にお亡くなりになったシフの実のお母様と、今年1月にお亡くなりになったシフの夫人・塩川悠子さんのお母様に捧げられるという掲示がありました。

ぼくがシフの演奏を生で聴くのは、1994年以来のことで、何と17年でした。17年前のシフはまだ若く、頭髪も黒々としていた記憶がありますが、昨日見たシフは頭髪が白く薄くなり、いかにも紳士という風貌に変わっていました。17年の歳月を感じずにはいられませんでした。

さて演奏ですが、始まってみると、ピアノの音が前に東京オペラシティ・コンサートホールで聞いた音(2年前のゲルハルト・オピッツの演奏会だったと思います)と違うような印象を受けました。中休みにCD売場近辺で置いたあった楽器店のチラシを見て分かったのですが、演奏で用いられるピアノはいつもと違い、シフが愛用するベーゼンドルファー社製のものだとのことでした。
おかげで、昨日はベーゼンドルファーの柔らかく豊かな響きを堪能することができました。

演奏は、ゆっくりと、静かで、豊かなものでした。かといって平坦で起伏のない演奏なのではなく、ところどころ厳しい表現もありました。しかし、全体として受ける印象は、とても淡々として静かでした。
シューベルトのピアノ作品の持つ、歌謡的で美しく、どこか寂しい魅力を満喫させてくれるものでした。

なお「楽興の時」6曲、「即興曲D899」4曲、「3つのピアノ小品」3曲、「即興曲935」4曲は、いずれも切れ目なく、演奏されました。

聴いて思ったのですが、シフの演奏はどのピアニストにも似ていません。ルービンシュタイン、ホロヴィッツ、バックハウス、ケンプ、アルゲリッチ、ポリーニ等、ぼくはこれまで多くのピアニストを聴いてきましたが、そのシフの演奏スタイルはその誰とも似ていないように思います。
考えてみればそれは当然のことで、ルービンシュタインもホロヴィッツも、他のどのピアニストとも似ていません。彼らは誰も真似もしなかったし、誰も彼らの真似はできなかったのです。超一流のピアニストというのはそういうものなのでしょう。
そしてシフは今やそういう芸域に到達したのだと思いました。

曲目が多かったことと、シフのテンポがゆっくりめだったことから、午後7時に始まった演奏が終わったのは午後9時30分を超えた頃でした。

演奏を受けてのシフは、四方の聴衆に向かって丁寧にお辞儀をするもので、たいへんマナーのよいものでした。
アンコールは2曲で、1曲目はシューベルトの「ハンガリー風のメロディ」でした。2曲目はぼくの知らない曲でした。



 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
アンドラーシュ・シフの演奏会(2月15日) クラシック音楽のある毎日/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる