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zoom RSS コルボのフォーレ「レクイエム」(1992年録音)

<<   作成日時 : 2017/03/11 15:56   >>

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今日3月11日は、東日本大震災の6周年の日です。
大震災の犠牲になられた多くの方々の御冥福をお祈り申し上げます。

東日本大震災は、わが国が地震に対して脆弱であることを露わにしました。地震学者は、近い将来かなりの確率で首都圏直下型地震が起きることを予測しています。「備えあれば憂いなし」という格言があります。エネルギー供給や津波対策に止まらず、公共インフラから国民の生活面まで、地震発生に対する万全の備えが必要なはずです。
国の財政規律を理由にこのような分野への公共投資を惜しんではなりません。国民の生命・健康に直結する問題であり、経済学的にも少なくともケインズ理論によれば景気浮揚効果があるはずです

さて、今日聴いたのは、フォーレの「レクイエム」です。演奏は、ミシェル・コルボ指揮ローザンヌ声楽&器楽アンサンブル、マカリ・ダミ(S)、ピーター・ハーヴェイ(Br)です。
コルボのフォーレ「レクイエム」とはいえば、1972年のERATOへの録音ですが、今日聴いたのはそれから20年後の英Virgin Classicsへの録音です。もっとも当録音も、旧EMIがワーナーグループに買収されたため、現在はERATOレーベルからでているようです。

フォーレのレクイエムとはいえば、名曲中の名曲です。昔から、クラシックの愛好家の中には、自分が亡くなった時にはこの曲をかけてほしいという方が絶えない、という曲です。
モーツァルトやヴェルディのレクイエムと異なり、ドラマティックな部分がなく、ひたすら上品で優雅、静謐で至純な曲です。この静かで純粋な曲を聴いていると、いつまでも曲が終わらずに聴いていたいという気持ちになります。

全部で7曲から成りますが、最も有名なのは、合唱の中からオルガンの音が聞こえてくる最後の第7曲「楽園にて」ではないかと思います。
管理人も「楽園にて」が好きですが、それと同じくらい第3曲「聖なるかな」と第5曲「神の小羊」を好んでいます。特に静かな美しさを湛えた「聖なるかな」 に心を惹かれます。

コルボの当1992年録音は、レーベルがVirgin Classicsであり、 90年代日本のレコード会社はVirginとのパイプを持っていなかったので、当録音の国内盤は2010年頃旧EMIから発売されたのが最初だったと思います。当録音は、日本では、録音後15年以上、ほとんどその存在を知られていなかった、ということです。
コルボのフォーレ「レクイエム」といえば、もっぱら、ソプラノではなくボーイ・ソプラノを起用した1972年のERATO録音のことを意味していたのです。

管理人は、フォーレのレクイエムはほとんどの場合有名なクリュイタンス盤で(時々、ジュリーニ盤で)聴いており、コルボの1972年盤は聴いたことがありません。今回のコルボの1992年盤を聴いて感じたのは、1970年代から80年代にかけて バッハ演奏において「剛のリヒター、柔のコルボ」と言われた柔らかいスタイルは健在だということです。柔らかく、聴く者の気持ちを穏やかにする演奏です。
手兵であるローザンヌ声楽&器楽アンサンブルの演奏も磨き抜かれた美しさです。
有名なクリュイタンス盤と比べるとスケールが小さいことは否めませんが、それがかえってフォーレのレクイエムの曲想に合致しているように思います。
クリュイタンス盤と並んで、いつまでも手元に置いておきたい録音だと思います。



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