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zoom RSS バックハウスのベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第28番」

<<   作成日時 : 2017/05/24 17:58   >>

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今日の東京は曇り空で、気温はあまり高くなく、過ごしやすい1日でした。
今日は、ウィルヘルム・バックハウスの演奏するベートーヴェンのピアノ・ソナタ第28番イ長調作品101を聴きました。1963年2月の録音です。

ソナタ28番は、通常ベートーヴェンの5曲の「後期ピアノ・ソナタ」の最初の曲とされています。しかし、作曲はベートーヴェン46歳の1816年で、その前のソナタ27番が1814年ですから、時期的に断絶があったわけではありません。
ソナタ27番は2楽章構成で急と緩、動と静の対比が鮮やかな曲でした。これに対して、28番が3楽章構成ですが、急・急・「序奏=緩」→急という構成を取ります。ベートーヴェンがこの時期、従来の形式にとらわれず、いろいろな模索を重ねながら自由に創作活動を行っていたことが現れています。

またソナタ28番には、第1楽章に「幾分速く、そして深い感情を持って」、第2楽章に「生き生きとした行進曲風に」、第3楽章の序奏に「ゆっくりと、そして憧れに満ちて」、続けて「速く、しかし速すぎないように、そして断固として」というベートーヴェンの指示が付せられています。

管理人自身は、本曲に続く29番から32番までの4曲があまりにも独創的な傑作であるのに比べ、本曲については魅力の点で劣るように思います。
しかじ第3楽章の序奏部分が、ベートーヴェンの指示通り憧れに満ちて夢想的で、続く部分がダイナミックで前衛的に感じられ、本曲に続いて作曲された大傑作である29番「ハンマークラヴィーア」ソナタの第3楽章と第4楽章の中身を先取りしているように思え、興味深く感じます。

バックハウスの演奏は、あまり出来の良いものではないと思います。特に第1楽章と第3楽章が、テンポが早すぎ、単調で、味わいがなさすぎるように思います。
バックハウスのベートーヴェンと言えば、1970年代頃まではケンプとともに横綱格のような定評がありましたが、管理人は時々味わいに乏しいと感じることがあります。本曲はその例だと言えるでしょう。
もっともバックハウスの全てのベートーヴェンが味わいが乏しいというわけではなく、彼は時々そのような演奏をすることがあり、ソナタ28番はその例だと思うのです。

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