クラシック音楽のある毎日

アクセスカウンタ

zoom RSS プリンツのモーツァルト「クラリネット五重奏曲」

<<   作成日時 : 2017/07/29 15:30   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

今日の東京は、概ね曇り空の暑い日です。ただし今年の夏は、それほどの猛暑ではないように思うのですが、どうでしょうか。

今日聴いたのは、モーツァルトの「クラリネット五重奏曲K581」です。
演奏は、アルフレート・プリンツ(cl)とウィーン室内合奏団です。1979年9月23〜25日のDENONへの録音です。ウィーン室内合奏団のメンバーは次の通りです。
ゲルハルト・ヘッツェル、クラウス・メッツル(vn)、ルドルフ・シュトレング(va)、アーダルベルト・スコチッチ(vc)。

さてモーツァルトのクラリネット五重奏曲はまさに天上の音楽、至上の音楽です。平穏で、優雅で、明るく、純粋です。 まさに音楽美です。第1楽章冒頭を聴いただけで、何という良い音楽なのだろう、という気持ちになります。
モーツァルトという音楽史上の奇跡、いや人類史上の奇跡にして初めて書くことのできた音楽です。またモーツァルト自身が、その生涯にこれ以上の音楽を書くことができたか疑問です。

単に穏やかで明るいだけではありません。その底流には深い悲哀が漂っています。それは緩徐楽章である第2楽章で顕著ですが、両端楽章でも、じっと聴いていると悲哀の感情を聴き取ることができます。

今日のような夏に聴くのにふさわしい曲ではないでしょうか。

プリンツとウィーン室内合奏団の演奏は、1950年代に出たレオポルド・ウラッハとウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の演奏に次ぐ名演として昔から有名です。
プリンツの演奏は、何の衒いもなく素直にのびのびと弾いているという印象です。ウィーン室内合奏団の演奏も、往年のウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の情緒の濃い演奏と異なり、ずいぶん素直な演奏だと感じます。ウラッハ&コンツェルトハウス四重奏団と並ぶ名演だと思います。

このプリンツ&ウィーン室内合奏団の前後から、カール・ライスターやザビーネ・マイヤーがクラリネットを演奏した本曲の録音が出ており、最近は古楽器を用いた演奏も出ているのだと思います。
しかし管理人の見たところ、本曲はあまり妙技を発揮されても困る曲であり、プリンツとウィーン室内合奏団の春風駘蕩とした演奏は、本曲の曲想によく合致しているように思います。


追記 本曲については、ウラッハとウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の演奏の記事を書いたことがあるので、その時の記事を自己トラックバックしました。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ウラッハのモーツァルト「クラリネット五重奏曲」
レオポルド・ウラッハ(クラリネット)とウィーン・コンツァルトハウス弦楽四重奏団の演奏するモーツァルトの「クラリネット五重奏曲イ長調 K581」を聴いてみました。1951年、ウエストミンスターへの録音です。 ...続きを見る
クラシック音楽のある毎日
2017/07/29 15:35

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
アルトゥールさま
お早うございます… お久しぶりです

プリンツさんのクラはベームの来日公演、それにヴィーンの室内楽で何度か聴きました
ライヴでは録音よりも明るい音であったような記憶があります
この時代のヴィーンはまだまだ 良き時代の名残を残していたように感じます
こちらが年を取ったからなのかは分かりませんが… ヴィーンもインターナショナルな動きからは無縁ではないのでしょうね…

ミ(`w´彡)
rudolf2006
2017/07/31 04:53
rudolf2006様
コメントを頂きありがとうございます。
プリンツを生でお聴きになったとは羨ましいです。私はクラリネットというとライスターくらいです。
ウィーン・フィルは、御指摘のように1980年頃までは古き良き時代の名残りが残っていたように思います。この頃までは、ニュー・イヤー・コンサートの指揮者もW・ボスコフスキーでしたね。その後、世界のグローバル化と軌を一にするかのように、インターナショナルになっていった印象があります。
古き時代のウィーンは唯一無二のもので、我々ファンは、当時の演奏を録音で聴くことができるのは恵まれているのだと思います。
アルトゥール
2017/07/31 11:18

コメントする help

ニックネーム
本 文
プリンツのモーツァルト「クラリネット五重奏曲」 クラシック音楽のある毎日/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる