アシュケナージ/パールマン/ハレルの大公トリオ

EMI1300シリーズのアシュケナージ/パールマン/ハレルのベートーヴェン「大公」トリオを買った。「幽霊」とのカップリング。実はぼくは大公トリオ(だけでなくベートーヴェンのピアノ・トリオ全般)があまり好きでない。長いわりに曲が単調な感じがして退屈してしまうのだ。ピアノ・トリオの作品は、ベートーヴェンよりもシューベルトとかブラームスの方がすぐれているのではないだろうか。
そのため「大公」トリオのCDも、オイストラフ・トリオのものとケンプ/シェリング/フルニエのトリオのもの(後者は全集)の2種類しか持っていない。有名なカザルス・トリオやスーク・トリオのものも、持っていない。

さて、アシュケナージ/パールマン/ハレルのCDだが、聞いてみてやはりもう一つのように思った。アシュケナージがリードしているようだが、3人がそれぞれの個性を競うという様子ではない。かといって、ピアノ・トリオとして室内楽としての完成をめざしているという様子でもない。各奏者の技術力は高いことはわかるが、何だか中途半端な演奏のように思うのだ。

この演奏の録音は82年(「幽霊」の方は84年)。70年代に録音されたアシュケナージ・パールマンのコンビのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは、緊張感や曲への感情移入が感じられてぼくは好きなのだが…。
現在、アシュケナージはピアニストというより指揮者になってしまい、パールマンとハレルも昔のような名声は聞かなくなった。80年代前半にその予兆があったのかもしれない。

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