小沢一郎『小沢主義』(集英社インターナショナル)

「まえがき」によると、『日本改造計画』以来、13年ぶりの書き下ろしとのことだ。私塾「小沢一郎政治塾」で話していることを本にしたとのことだ。ぼくは『日本改造計画』を読んで、共鳴する点が多かったのを記憶している。今回の本はエッセイ風の内容で、ぼくはあっという間に読み終わった。

さて今回の本では、具体的な政策提言などはほとんどなされていない。繰り返し強調されているコンセンサス政治の打破、官僚依存の弊害、真のリーダーの必要といったことも、小沢氏に限らず多くの人が主張していることだと思う。小沢氏独自だと思ったのは、政治家を行政府に送り込んで行政に当たらせるということと、日本が自ら国連の警察力を提供する、ということの2ヶ所くらいだった。
ただし最後に述べられている、愛国心についての主張はその通りだと思った。教育で愛国心を教え込んだところで、子どもたちが愛国心をもつようになるはずはない、と小沢氏は述べる。まず家族や友人を大切に思いやる心を育てること、子どもたちが誇りを持てるような国家や社会をつくることが先決だ、と氏は主張する。それはその通りだ。

小沢氏は現在、畢生の著作である「新・改造計画」をまとめているという。その「新・改造計画」に期待したい。

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