シューベルトのピアノ・トリオ第1番とノットゥルノ

今日は好天に恵まれた。こういう日に良いのではないかと思い、シューベルトのピアノ三重奏曲第1番作品99を聴いてみた。余白にノットゥルノ作品148が収録されている。演奏はスーク・トリオ(ヤン・パネンカ、ヨセフ・スーク、ヨセフ・フッフロ)で、1975年6月の録音である。

第1楽章は明るくにぎやかに始まる。第2楽章は一転して夢を見ているような美しさにあふれている。途中でピアノが短調の美しい旋律を奏でる。第3楽章はいかにもスケルツォらしいスケルツォ。第4楽章ロンドもシューベルトにありがちな冗長に陥ることがなく引き締まって充実している。シューベルトの室内楽というとピアノ五重奏曲「ます」が最も有名だと思われるが、このピアノ・トリオ第1番も決して「ます」に劣らない名曲だと思う。
「ノットゥルノ」も、10分に満たない小品だが、一度聞いたら忘れられない美しい旋律だ。

スーク・トリオのこのピアノ・トリオの録音は2回目だが、1回目の1964年録音と比べると、各奏者の自発性が増している。逆にいうと各奏者が自己主張をするようになっていると思う。なお、この2回目の録音はデジタル録音なので、録音は1回目よりもはるかに良い。

余談になってしまうが、ぼくはこのCDを1980年代に3300円を払って購入した。これと同じ録音が、今はクレスト1000シリーズに入れられたおかげで1000円で買えるのだから、当時とは隔世の感がある。

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