カラヤンのモーツァルト「ディヴェルティメント第17番」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のモーツァルト「ディヴェルティメント第17番K334」を聴いてみた。録音は1987年4月、カラヤン最晩年の録音であり、彼の多数存在すると思われる同曲の録音の中では最後のものである。
冒頭、意外に引き締まったテンポに少し驚かされる。しかし続いて流れてくるのは、まさに「カラヤン・サウンド」。随所に大きなレガートをかけ、有名な第3楽章「メヌエット」などではテンポを落として思い切りロマンティックに演奏する。全曲を通じてオーケストラの美しさ、特に弦楽部の美麗さは言葉では表現できないほどだ。
この曲は、現在ではフル・オーケストラで演奏されることはあまりなくなったが、フル・オーケストラでこのように個性的な「聴かせる」演奏をすることができたのは、カラヤンが最後だったのではないだろうか。やっぱりカラヤンは、好きな人にとってはいつまでも好き、時代を超えて聴き継がれる指揮者であろうと思った。昔懐かしい演奏であるとともに、カラヤンとモーツァルトの意外な(?)相性の良さを感じることのできた演奏でもあった。
冒頭、意外に引き締まったテンポに少し驚かされる。しかし続いて流れてくるのは、まさに「カラヤン・サウンド」。随所に大きなレガートをかけ、有名な第3楽章「メヌエット」などではテンポを落として思い切りロマンティックに演奏する。全曲を通じてオーケストラの美しさ、特に弦楽部の美麗さは言葉では表現できないほどだ。
この曲は、現在ではフル・オーケストラで演奏されることはあまりなくなったが、フル・オーケストラでこのように個性的な「聴かせる」演奏をすることができたのは、カラヤンが最後だったのではないだろうか。やっぱりカラヤンは、好きな人にとってはいつまでも好き、時代を超えて聴き継がれる指揮者であろうと思った。昔懐かしい演奏であるとともに、カラヤンとモーツァルトの意外な(?)相性の良さを感じることのできた演奏でもあった。
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