グルダのベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」

画像
3月15日「勝手にピアノ協奏曲の日」」について
今日3月15日はmiwaplanさんとgarjyuさんの共同企画「勝手にピアノ協奏曲の日」です。ぼくはこれを機にベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を聴いてみました。演奏はピアノがフリードリヒ・グルダ、オーケストラがホルスト・シュタイン指揮ウィーン・フィル。1971年のデッカへの録音です。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲で最も有名なのはもちろん第5「皇帝」でしょう。しかしスケールの大きな「皇帝」(「皇帝」は第2楽章を始め叙情性にも魅力があると思うのですが、その話はさておきます)に対し、女王ともいうべきこの第4協奏曲に同じくらい、あるいはそれ以上の魅力を感じる愛好家も多いのではないでしょうか。ぼくもその1人です。「皇帝」がベートーヴェンのスケール雄大で重厚な側面を表しているとすれば、第4はベートーヴェンの明朗で柔和な側面を表した名曲だと思います。この曲を聴いていると、ぼくなどは暖かな幸福感に包まれてしまいます。

さてグルダとシュタイン指揮ウィーン・フィルのベートーヴェンのピアノ協奏曲全集はどれも素晴らしいものですが、この第4協奏曲はとりわけ傑出しているのではないでしょうか。ベーゼンドルファーの柔らかな音に奏するグルダの演奏は、感興に乗ったもので、しかも「形」を崩すことはありません。一気に演奏しているようで洗練味が感じられます。シュタイン指揮ウィーン・フィルは、自己主張せずに、感興に乗って演奏するグルダをしっかりと支えています。これら両者の共演は、この第4協奏曲の理想的な演奏と言えるのではないでしょうか。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2007年03月16日 23:05
こんにちは。ご参加ありがとうございました。
私も《皇帝》よりも、この4番が好きですね(^_^)v
お書きになられているように、グルダが弾くピアノの音が、うまく収録されていて、ベーゼンドルファーというピアノの音の特徴が良くわかる盤として、私も聴いてます。1番から5番まで、このコンビで揃えてありくらい。
次回は4月1日「ラフマニノフ」がテーマです。
またご縁がありましたら、ぜひどうぞ
ダンベルドア
2007年03月16日 23:17
同じく、私も皇帝より4番が好きです。

 グルダの弾くウィーンのピアノ、ベーゼンドルファーとウィーンフィルの競演でデッカの録音で聴く。・・・まさにこの曲にぴったりの雰囲気ですね。
2007年03月17日 18:16
miwaplanさん、ダンベルドアさん

コメント有難うございます。
グルダ・シュタインのコンビは第5協奏曲「皇帝」
ではもう少しスケール感がほしいような気もします
が、この第4や第1、第2は最高の演奏だと思いま
す。私は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲は、グル
ダ盤以外では、ブレンデル&レヴァイン、アシュケ
ナージ&メータなども好んでいます。

この記事へのトラックバック