グルダ/コリア/アーノンクールのモーツァルト「2台のピアノのための協奏曲」

フリードリヒ・グルダ、チック・コリアのピアノ、ニコラウス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏するモーツァルトの「2台のピアノのための協奏曲K365」を聴いてみた。1983年6月のTELDECへの録音である。グルダ、チック・コリア、アーノンクールと聞いただけで、何が起こるかわくわくするような組合せである。

モーツァルトの「2台のピアノのための協奏曲」はなかなか名曲なのではないだろうか。第1楽章はピアノが2台あることが奏功してにぎやかで楽しい。第2楽章は穏やかだが、深さには欠けるように思う。第3楽章はリズミカルでまた聴いていて楽しい。だが今日聴いてみて第3楽章に何か凄みのようなものを感じた。
このように聴いていて非常に楽しい曲なのに専門家筋に今ひとつ評価されないのは、曲に深さがあまり感じられないせいではないかと思う。だが今日のような天気の良いゴールデンウイークの休日に聴くと、気分的に楽しくなり、リラックスできる。心の休養にもってこいの1曲ではないだろうか。

グルダ、コリア、アーノンクールの演奏は、斬新で生き生きとした楽しいもの。1980年代前半のアーノンクールらしい先鋭性が現れている。当時のアーノンクールがモーツァルトの音楽に新しい生命を吹き込みつつあり、それに対し賛否両論あったことが思い起こされる(当時のぼくは否定的でした。今から考えると未熟でした)。ぼくはこの曲の録音は2、3種類しか聴いたことがないのであまり語る資格はないが、まずベスト演奏といえるのではないだろうか。

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