ゲルギエフのショスタコーヴィチ「交響曲第6番」

昨日に続きショスタコーヴィチです。今日は交響曲第6番ロ短調作品54です。演奏はワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー管弦楽団です。録音は2002年5月です。

ぼくはこの第6番は、2006年の夏、このブログを開始した直後にこのゲルギエフを購入して初めて聴いたのですが、物々しすぎてついていくことができず、今まで再び聴かずにきたという思い出があります。今回久しぶりに聴いたことになります。

第6番は3楽章構成です。その上、第1楽章がラルゴ、第2楽章がアレグロ、第3楽章がプレストという指定で、緩・急・急という構成となっており、本来の第1楽章は欠くような異色の構成を取っています。

その上、第1楽章が長大なのです。このゲルギエフ盤では、全曲で約32分ですが、そのうち18分52秒が第1楽章で、第1楽章が全体の3分の2以上を占める構成になっています。
その第1楽章ですが、たいへん物々しく、暗く、全曲は暗闇に覆われているような楽章です。第6番が作曲されたのは1939年とのことですが、同年は第2次世界大戦が開戦された年です。ショスタコーヴィチは、作曲当時、将来への暗い予感と恐怖でいっぱいだったのでしょうか。それはともかく、ぼくはやや冗長に感じるのですが…。

第2楽章はスケルツォで、前へ前へという推進力が感じられます。しかしぼくには大げさに感じられます。

第3楽章は、活発な楽章ですが、その中にどことなくショスタコーヴィチらしいニヒリズムが感じられます。

このように第6番を改めて聴いてみて、初めて聴いた時ほどではないにせよ、全体に物々しい感が強く、やはり好きになれませんでした。
ぼくはショスタコーヴィチの交響曲は、第10番や、13、14番のように好きな曲もあるのですが、この第6番や12番のようについていくことができない曲もあります。同じショスタコーヴィチでも、弦楽四重奏曲ならどの曲も共鳴できるのですが、交響曲は曲によって苦手なのです。

ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団の演奏については、他の演奏を聴いたことがないので、語る資格はありません。しかし無難な演奏だと言えるのではないでしょうか。

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