コープマンのJ.S.バッハ「トリオ・ソナタ第1~6番」

最近は仕事に忙殺され、本ブログの記事を書くための時間的・精神的余裕がありませんでした。また音楽自体、ここ2週間ほど、まともに聴いていなかったのです。

気温がめっきり下がった今日、久しぶりに音楽を聴くためのまとまった時間が取れました。
今日聴いてみたのは、トン・コープマン(オルガン)の演奏するバッハの「トリオ・ソナタ第1~6番」BWV525~530
です。録音は、1996年10月です。
コープマンは、1994年から99年にかけて、テルデック・レーベルにバッハのオルガン作品の全曲録音を果しました。今日聴いたのは、その中の1枚です。

このトリオ・ソナタですが、バッハのオルガン作品の中では知名度は低い方なのではないでしょうか。聴かせどころが少ない(ように見える)せいかもしれません。
しかしスピーカーに対峙してじっくりと聴いてみると、どの曲も、晴朗で、純粋で、深々とした、広々とした作品だということがわかります。荘厳な祈りの音楽であり、疲れた人間の精神への癒しの音楽でもあります。
コープマンのバロック・オルガンの柔らかな音色に魅せられているうちに、バッハの偉大な音楽の魅せられている自分に気付かされます。
トリオ・ソナタは、ぼくにとって10年以上前、ヘルムート・ヴァルヒャの演奏で聴いたという記憶がある程度で、今日がほぼ初体験でした。個々の曲について、どこがどうということは言えませんが、聴いていて良い曲だなあという実感をひしひしと感じました。特に第1番と第6番が、そう感じました。

バッハは器楽曲の中では、オルガンの作品を最も数多く作曲しています。コープマンの全集は、CDの数、実に16枚組です。これまで自分が知らないでいた名曲が、他にもいろいろと存在するのだろうと思います。

コープマンの演奏は、やはりその弾いているバロック・オルガンの音色が魅力です。明るく、柔らかく、形状のはっきりとした、それでいて人間の血の通った音色です。
コープマンというと即興的な演奏をする人というイメージがあるかもしれませんが、今日のトリオ・ソナタ6曲を聴く限り、非常に丁寧に演奏しているという印象があります。それはまた、ぼく自身が昨年9月、日本大学カザルス・ホールで体験した、コープマンの実演のイメージと重なります。
バッハのトリオ・ソナタの魅力を最大限に現出した演奏ではないでしょうか。

ところで今日聴いたCDのことですが、ワーナー・グループは今年、コープマンのバッハ・オルガン作品全集をBOXで再発売しました。ぼくはさっそく手に入れました。今日聴いたのは、その中の1枚です。

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