W杯予想ⅩⅠ―決勝トーナメント③

サッカーの南アW杯の予想の続きです。
前回は、準々決勝が

 韓国 対 セルビア
 ブラジル 対 オランダ
 アルゼンチン 対 ドイツ
 イタリア 対 コートジボワール

の対戦となり、最初の2試合はセルビアとオランダが勝ち上がるのではないか、というところまで進みました。

準々決勝の残り2試合ですが、ぼくは、

 アルゼンチン、コートジボワール

が勝ち上がるのではないかと予想します。

まずアルゼンチン対ドイツだが、この両国がベスト8で対戦するとなると、前回ドイツ大会の再現となる。
前回はPK戦の末、ドイツが勝ったが、内容的に競った試合だった。今回も予想が難しい。

アルゼンチンとドイツというとチーム・カラーは対照的だ。アルゼンチンが個々の選手の自由な判断を重視するのに対し、ドイツは戦術を確立し選手がそれに従うことを求める。
ドイツは中心選手だったMFバラックが負傷でチームを離脱したが、大きな痛手にはならないだろうという私見はグループリーグD組の予想の拙記事で述べた。

FWの決定力からみると、アルゼンチンとドイツでは雲泥の差がある。
アルゼンチンのメッシとイグアインで、テベスやミリートが控えに回る豪華さに対し、ドイツはクローゼとポドルスキの先発(またはクローゼのワン・トップ)が予想されている。クローゼは前回大会の得点王だが、格下の国が相手なら得点を上げられても、強豪が相手の時は沈黙すると定評(?)のある選手だ。

ドイツは今、選手が新旧交代期にあるのかもしれない。負傷したバラックだけでなく、MFフリングス、DFメッツェルダーと、ドイツのこれまでの02年大会での準優勝、06年大会での3位、EURO2008での準優勝という好成績に貢献してきたキーマンが、今回は名前が消えている。
ボランチだったフリングスの代わりは、負傷したバラックの代役のケディラとシュヴァインシュタイガーが務めるようだが、両者とも攻撃が得意な選手で、守備面では不安が残る。中盤での守備に疑問のあるチームというのは、アルゼンチンにとってはやりやすいはずだ。
またドイツの選手は、バラックに代わる新主将に任じられたDFラームも含めブンデスリーガ中心で、国際大会の大舞台の経験に乏しいという不安もある。

しかしアルゼンチンにも不安要素は大きい。最大の不安は、グループリーグB組の予想記事でも書いたように、MFがベロンやマスケラーノでは、FWのメッシ、イグアインを生かすことができず、宝の持ち腐れになるのではないかという不安だ。もちろんマラドーナ監督の采配も…。

こうしてあれこれ考えると、ややアルゼンチンに分があるのはないだろうか。
アルゼンチンは98年、02年、06年と下馬評が高い大会では期待を裏切った。逆に下馬評が今一つだった90年大会は準優勝という好成績を収めている。そして今回も下馬評はあまり高くない。
その上、マラドーナ監督は天性の何かを持ったカリスマだ。個々の選手の能力ではアルゼンチンが上だと思われる上、戦術の不足を上回る何かを持っているのではないだろうか。


次にイタリア対コートジボワールだが、これはコートジボワールが勝利を収め、アフリカの人々を熱狂させると見る。
イタリアはMFピルロが負傷のため離脱したというニュースが報じられた。
だいたいFWがイアキンタとジラルディーノでは心許ないのに、これまで不動の司令塔だったピルロの負傷は痛すぎる。これでは決定力が決定的に不足してしまう。
こうなるとイタリアとしては、コートジボワールのような強敵と戦う場合、伝統のカテナチオに徹し、スコアレス・ドローに持ち込み、GKブッフォンのPKストップに全てを賭けるというのが最もリスクの少ない戦い方だろう。
しかしイタリアの守備陣もカンナバーロ、ザンブロッタと長年チームを支えてきたベテランが衰えを隠せない。
コートジボワールの前に連覇の夢は断たれると予想する。


こうして準決勝は、

 セルビア 対 オランダ
 アルゼンチン 対 コートジボワール

という顔合わせになる。


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