ベートーヴェンの弦楽四重奏曲「マイ・チョイス」Ⅰ

今日は雑談です。

2000年代の初めだったと思いますが、クラシックの世界では、輸入盤が、特にBOXという形態で、廉価で購入できるようになり(CD1枚当たり数百円という世界です)、ぼくの購入するCDは急増しました。
同じ曲の異演盤を5種類以上も持っているというようなことが、普通の事態として起きています。
自分がいったい合計何枚のCDを持っているのか分からなくなり(千枚を超えていることは確実です)、CDの置き場に困るという有様です。

ぼくと同様の、嬉しい悲鳴を上げているファンも多いのではないでしょうか。

ところで、ぼくは、ブルックナーの交響曲、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲、ベートーヴェンのピアノ・ソナタを、クラシック鑑賞の3本柱にしています。
その中でも、同曲異演をたくさん持っているのが、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲です。
持っている全曲盤を列挙してみると、

 アルバン・ベルクSQ旧録音、バリリSQ、バルトークSQ、ボロディンSQ、ブダペストSQ旧録音、ブダペストSQ新録音、クリーヴランドSQ新録音、ガルネリSQ新録音、ハンガリーSQ旧録音、ハンガリーSQ新録音、イタリアSQ、ジュリアードSQ旧録音、リンゼイSQ旧録音、スメタナSQ、ズスケSQ、タカーチSQ

の16種類です。

なおこれら以外に、ラサールSQの後期全集、ゲヴァントハウスSQのラズモフスキー3曲、それにブッシュSQ,ヴラフSQ、ボロディンSQの第1vnがミハエル・コぺリマンだった時代のVirgin Classicsへの選集も持っています。
また東京SQの第1vnがピター・ウンジャンだったRCA時代の全集とウィーン・ムジークフェラインSQの全集も持っていたのですが、中古店に処分してみました。


さて上記16種類を録音時期別に分けると、

モノラル時代: バリリ、ブダベスト旧、ハンガリー旧
ステレオ時代: バルトーク、ブダベスト新、ハンガリー新、イタリア、ジュリアード旧、ズスケ
デジタル時代: アルバン・ベルク旧、ボロディン、クリーヴランド新、ガルネリ新、リンゼイ旧、スメタナ、タカーチ

ということになります。

ところで、ここからぼくに何かの事情が起きて、上記16種類の全集のうちいくつかを処分しなければならないとすると、何を残すでしょうか?

こんな妄想にふけってみました。

1種類に絞ることは不可能です。3種類でも不可能です。
では5種類ではどうでしょうか?

5種類なら可能かもしれません。モノラル、ステレオ、デジタル各時代の代表盤を選び、それにぼくの特に好きな2枚を選ぶという選び方があるからです。

そこで、まずモノラル時代ですが、まずブダペスト旧は外します。というのは、演奏自体はブダペストSQ全盛期の集中力の高い立派なものですが、ぼくの持っているUnited Archives社のリマスター版は、マスタリング技術に問題があり、音が不鮮明なことはもちろん、音程やピッチが怪しくなっているからです。
そのためバリリとハンガリー旧の争いとなりますが、この両者は互角というよりありません。
しかし、バリリの国内盤は音質がよいこと、ハンガリーは、新旧2種あるうちどちらかといえば新盤を選びたい気がするという理由から、モノラル時代はバリリを選びたいと思います。

(以下、次回に続きます)

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この記事へのコメント

rudolf2006
2012年04月23日 11:50
アルトゥールさま こんにちは~

ベトベンの弦楽四重奏曲
数々お持ちですね、私も同じようなものを持っています。持っていないのは、まさにモノラルの1位に挙げておられるバリリ盤です、ちょっと高いので、いつも後回しになってしまいます。

ブダペストのモノラル盤のハイドンを買って驚いたのですが、予想もしないほど音程が悪くて~;; きっとベトベンの全集と同じだったんですね

ベトベンのモノラルの全集は、私は一つも持っていないことに気付きました~

ミ(`w´彡)
2012年04月24日 06:05
rudolf2006さま
おはようございます。
コメントを頂き、有り難うございます。
バリリ四重奏団の全集ですが、国内盤しか存在しなくて、
確かに値段も1万円を超えますね。
しかしバリリをはじめとするWestminsterレーベルの録音は、
高くても絶対買う価値があると思うんですよ。
私は同レーベルの録音を多数持っていますが、外れだと思ったのは
皆無です。

ブダペストの録音は、ソニークラシカルのやる気のなさのせいで、
多数埋もれています。だいたい、ステレオのベートーヴェン全集が
5年位前にタワーレコードが復刻するまで入手困難という有様
でしたしね。今でもモーツァルトのカルテットやドビュッシー/
ラヴェルは入手困難だと思います。
この辺の事情はオーマンディ師やゼルキン師の録音と同様だと思います。
United Archives社が埋もれているブダペストの録音の一部を
復刻してくれたのはありがたいですが、音質が悪くてがっかり
しました。
ANNA
2012年10月22日 19:42
アルトゥールさん、こんばんは。はじめまして。
ANNAと申します。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を聴き始めて5年ほどに
なります。出会いはバリリSQでした。まだそれぞれの
作品について語れるほど聴きこんではいない私ですが
自分なりのお気に入りを探したくてぼちぼちと色々な
演奏を試してみています。
ベートーヴェン以外の室内楽も好きで聴きますので
アルトゥールさんの記事を参考にお気に入りと出会って
いきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
ポコ
2018年05月27日 12:13
初めまして、
新参のポコと申します。ネームは可愛らしいんですが、実態は還暦過ぎのジジです。昔子供時代に家にいたネコからの拝借です。
モノラルのマスタリングについていろいろお悩みですね。小生、一時はウェストミンスターのMCA VictorによるCDを数年かけて都内の中古店を放浪し、バリりを含む名盤をほとんどそろえたものでした。しかしながら、福島章恭さんの書作に触れてアナログのCD化に疑念を持ち始め、ついには再生装置のアナログ化にまで発展、今では往年のアナログ録音はすべてアナログ再生にという路線に特化しております。苦労して集めたWestminster盤のCDはほとんど処分し、代わってネットを駆使してLPのオリジナル版を買い集めております。アナログ再生はとかく面倒で金も時間もかかりますが、往年の名演奏家に寄り添う心地よさには何事も代えがたく、巷のCD化、スーパーデジタル云々の騒ぎから全く超越しております。アナログのオリジナルを超えるデジタルはあり得ないわけで、所詮は低レベルでの論争です。デジタル再生は新しいデジタル録音に限るべきで、アナログ時代の名演奏をデジタルでというのはやはり無理があるでしょうね。
ジジの余計な漫談でした。
アルトゥール
2018年05月30日 22:28
ポコさん、コメントを頂き有り難うございます。またレスが遅くなり申し訳ありません。

確かにCDよりLPの方が音が柔らかく温かで、LPを好んでおられるファンの方は多いようですね。私はLPプレーヤーを持っていないのでどうしようもないのですが、名曲喫茶でLPを聴いて良いなあと思う時はあります。
Westminsterの録音は、特別に温かな音だったので、御指摘のとおりLPで聴くべきだろうと思います。バリリSQ、ウィーン・コンツェルトハウスSQ、クラリネットのウラッハ等、あのWestminsterの音は確かにCDで聴いても真価が分からないのかもしれないですね。
アナログ時代の名演はやはりLPで聴くべきなのだろうと思います。

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