アスペレンのバッハ「ゴルトベルク変奏曲」

今日の東京は晴天ながらたいへん寒い1日でした。昨年夏は猛暑でしたが、今年の冬の寒さは例年並みに落ち着きそうです。

今日の1曲は、ボブ・ファン・アスペレン(cemb)の演奏するJ.S.バッハのゴルトベルク変奏曲BWV988です。録音は1990年7月9~12日です。レーベルは、管理人の所有しているCDはVirginですが、今はどこのレーベルから出ているのでしょうか。又本録音でアスペレンの演奏しているチェンバロは、1719年製のミカエル・ミートケとのことです。

管理人などが今さら何も言うことはないバッハ屈指の名作です。変奏曲史上、ベートーヴェンの「ディアベルリ変奏曲」と並ぶ最高傑作ということもできます。
ところで本曲に限らずバッハの鍵盤楽器曲、いやバッハに限らず広くバロックの鍵盤楽器曲について管理人がここ5年くらい前から思うのは、ピアノではなくチェンバロで聴きたい、ということです。
ピアノで聴くのとチェンバロで聴くのとでは、まるで別の曲のように聞こえます。ピアノの柔らかで色彩感のある音色よりも、多少単調であっても、重厚で荘厳でクリアなチェンバロの音色の方が、管理人の耳には心地よく聴こえるのです。

チェンバロによるバッハ演奏というと、古くはヘルムート・ヴァルヒャやカール・リヒターが録音を残していましたが、この分野は1970年頃から時代考証が進み、1990年頃以降は当時の音色を再現した時代楽器による演奏が全く主流になった感があります。その開拓者的役割を果たしたのが今日聴いたアスペレンの師であるグスタフ・レオンハルトだったのだと思います。

ところでチェンバロやオルガンの時代楽器というと、楽器によって音色は相当異なります。管理人が好んでいるのが、アスペレンの使用するチェンバロ楽器なのです。今回のミカエル・ミートケも、どこまでも澄んでいると共に内省的な深さをも湛えている感があり、非常に魅力が感じられます。
アスペレンの演奏は、テンポを自在に変え、32の各曲の性格を描き分けようとしています。
ゴルトベルク変奏曲の演奏といえば、グレン・グールドのピアノによる新旧2種類が古来有名で、他にピアノではシフやペライア、チェンバロではレオンハルトやコープマンによる演奏が有名で、アスペレンがそれらを上回るとは言えませが、管理人にとって本アスペレン盤は大切な1枚なのです。

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