タカーチ弦楽四重奏団の演奏会(9月26日)

昨日9月26日、東京・銀座のヤマハホールでタカーチ弦楽四重奏団(以下「タカーチSQ」と記します)の演奏会を聴きました。
プログラムは次の通りでした。

ハイドン/弦楽四重奏曲第39番ハ長調「鳥」作品33-3、Hob.Ⅲ-39
ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第12番へ長調「アメリカ」作品96
(休憩)
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」作品59-3

タカーチ弦楽四重奏団の現在のメンバーは次の通りです。

エドワード・ドゥシンベル(第1vn)
ハルミ・ローズ(第2vn)
ジェラルディン・ウォルサー(va)
アンドラーシュ・フェイェール(vc)

管理人がタカーチSQのコンサートに行くのは6年ぶり3回目でした。前回2013年に同SQの生演奏を聴いた時から、第2vnが交代になっていました。すなわち、プログラムによると、1975年のタカーチSQ結成時から第2vnを務めていたカーロイ・シュランツに代わり、2018年4月にローズが入団したとのことでした。これで同SQの結成以来のメンバーはvcのフェイェールだけになります。またローズは若い女性で、これでウォルサーと合わせ同SQは内声部の2人が女性という構成になります。

管理人はタカーチSQが好きで、同SQが1990年代後半から2000年代前半にかけてDeccaに録音したベートーヴェン、バルトークの弦楽四重奏曲全集や、2000年代半ばにHyperionに移籍した後録音したシューベルトやブラームスのCDを持っています。
今回のコンサートは、ベートーヴェンの「ラズモフスキー第3番」、ドヴォルザークの「アメリカ」と古今の弦楽四重奏曲の中で屈指の有名曲が含まれており、プログラムに今一つ妙味がないように思いましたが、好きなカルテットの来日公演なので行ってみることにしたのです。

聴いてみて、演奏の完成度の高さを感じました。アンサンブルは完璧で、各奏者は高い力量を持っています。新加入のローズは第1vnのドゥシンベルに劣らぬ技量を持っており、内声部の女性2人の演奏は光っていました。
各曲の解釈も、堂々とした本格的なものでした。相当に考え抜かれた解釈であることが伝わってくる洗練度の高い演奏で、これらの曲はこのように演奏するのがよいのだ、という同SQの自信又は気概が感じられました。
管理人はハイドンの「鳥」のみは曲を大きく演奏しすぎているように思いましたが、ドヴォルザーク、ベートーヴェンの演奏は完成度の高いもので、特にベートーヴェンの「ラズモフスキー第3番」は熱気の感じられる名演でした。総じて、たいへん良いコンサートだったと思います。

アンコールは、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番作品13の第3楽章インテルメッツォでした。新加入のローズから、中々上手い日本語で、聴衆への感謝とアンコールの曲目が告げられました。

なお、終了後サイン会があり、会場でCDを購入して参加しようかと迷いましたが、タカーチはCDをたくさん持っている上、来週ポール・ルイス(p)のリサイタルを聴きに行く予定なので、自粛しました。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント