ルービンシュタイン/ガルネリSQのブラームス「ピアノ五重奏曲」

今日は秋晴れの好天気の一日でした。管理人はこの1週間、「ラグビーロス」に悩まされています。管理人が25年以上応援してきた南アフリカ代表スプリングボクスが優勝したので、特に万感胸に迫るものがあった大会でした。

ラグビーW杯開催中はあまりクラシックを聴いていなかったのですが、今日はブラームスのピアノ五重奏曲ヘ短調作品34を聴いてみました。演奏はアルトゥール・ルービンシュタイン(p)とガルネリ弦楽四重奏団です。1966年のRCAへの録音です。
ルービンシュタイン(1887年生まれ)は録音当時79歳ということになりますが、ガルネリSQは1966年の創設なので創設わずか2年目ということになります。同SQのメンバーの年齢も若く、第1vnのアーノルド・スタインハートなど録音時29歳の若さです。大巨匠ルービンシュタインが、若いカルテットと室内楽を楽しんだ趣の感じられる録音です。

ブラームスのピアノ五重奏曲は、彼の室内楽曲の中では、3曲のヴァイオリン・ソナタ、クラリネット五重奏曲等と並び最も有名な曲ではないでしょうか。ブラームス31歳という青年期の作品で、青年らしい若々しい情熱のみなぎった作品です。
本曲は急・緩・急・急の典型的な4楽章構成を取ります。
第1楽章は若々しい情熱の感じられるダイナミックな楽章です。
次の第2楽章がなかなか魅力的ではないでしょうか。平穏で心優しくロマンティシズムの感じられる楽章です。
第3楽章はスケルツォですが、決然とした意志の感じられる楽章です。
第4楽章は本曲の白眉ではないでしょうか。情熱的にダイナミックに高揚します。

ルービンシュタインとガルネリSQの演奏は、ブラームスを愛した晩年の巨匠のリードする演奏です。
ルービンシュタインは晩年、ヴァイオリンのシェリング、チェロのフルニエ、それにガルネリSQとともに、シューベルト、シューマン、ブラームスのロマン派の室内楽曲の録音を多数残しました。功なり名遂げた巨匠が、若い奏者たちとアンサンブルを楽しみたいという心境に到達したのでしょう。これらの録音はいずれも非常に優れたものだと管理人は感じます。
本曲ブラームスのピアノ五重奏曲でも、ルービンシュタインはのびのびと弾いています。若々しささえ感じられます。ガルネリSQは結成後2年という若さゆえ自己主張をするには至っていないように思いますが、巨匠のリードを受けて真摯に演奏しているのが伝わってきます。巨匠はこの若いカルテットを愛し、その将来に期待を寄せていたのだろうと思います。

最後に録音について一言。RCAの暖色系のマイルドな音作りが、ルービンシュタインのピアノの音色とたいへん適合していると思います。RCAの録音技術がルービンシュタインの多くの名録音に貢献していることは疑いえないと思います。管理人の録音の好みにも最も適合しているのです。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント