ルービンシュタイン/オーマンディのショパン「ピアノ協奏曲第2番」

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番(日本独自企画盤) - アルトゥール・ルービンシュタイン
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番(日本独自企画盤) - アルトゥール・ルービンシュタイン
今日の東京は午前中から雨が降っています。予報によると、夜に雨が雪に変わるだろうということです。
今日の1曲はショパンのピアノ協奏曲第2番へ短調作品21です。
演奏はアルトゥール・ルービンシュタイン(p)とユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団です。1968年10月1日のRCAへの録音です。
ルービンシュタインの4回の本曲の録音の中で最後のものです。

本曲はピアノ協奏曲「第2番」という呼称が付いていますが、実際にはショパンの最初のピアノ協奏曲です。すなわち第1番がショパン20歳の時の作品であるのに対して、第2番は19歳の時の作品なのです。
内容は、ショパンの青年らしい感情が前面に出ています。
すなわち3楽章構成ですが、全曲にわたって青年らしい情熱、愛情、恋、優しさ、そして苦悩が感じられるロマンティックな作品です。
特に第2楽章は絶美です。ロマンティックな感情がほとばしるのが感じられます。
また青年らしい情熱が前面に出た第3楽章もたいへん魅力的だと思います。

ショパンの2曲のピアノ協奏曲は管理人の大好きな作品です。現在還暦間近の年齢ですが、年を取るにつれて好きになってきた感があります。
第1番と第2番では、一般的知名度は第1番かと思われ、管理人自身も若い時は第1番の方が好きだったのですが、年と共に本曲第2番が好きになり、今では第2番の方が好きです。
その理由の半分以上は、第2番の第2楽章の魅力にあります。

ルービンシュタイン(1887年生まれ)の演奏は、実に80歳を過ぎてからということになります。
本曲を4回も録音していることから、彼はショパンのピアノ協奏曲を生涯愛して止まなかったのだろうと思います。
柔らかなタッチでの温かでまろやかでピュアな音色は、管理人のような彼のファンにとって、堪えらない魅力です。本録音でも、意外なほど味付けなどはなく、テンポもあまり動かすことがなく、極めて自然な演奏のように聴こえます。そしてどこか淡々としています。巨匠晩年の境地を見るようです。
コンチェルト演奏において(コンチェルトだけではありませんが)たいへん優れた腕前で、ルービンシュタインとも何回も共演していたオーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団のバックも、安心して聴くことのできるものです。
本ルービンシュタイン/オーマンディ/フィラデルフィア管の演奏は、ショパンの本曲の一つの理想だと思います。

なお2000年頃に出たクリスティアン・ツィマーマンの弾き振りによる本曲の演奏が名演だと聞いていますが、管理人は未だ聴いたことがありません。近いうちに入手して聴いてみたいと思っています。

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