「ダウランド リュート曲全集第2集」

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昨日久しぶりに行ったタワーレコード新宿店で、イギリスのリュート奏者ナイジェル・ノースの演奏するNAXOSのジョン・ダウランドのリュート曲全集の第2集が発売されているのを知り、早速買ってみた(CD番号8.557862)。2005年6月録音である。「ラクリメ」をはじめ全部で17曲が収録されている。

これらの曲はすべてリュート1挺だけで演奏されるものだから、これほど簡素で素朴で淡白な音楽は他にないかもしれない。けれど実際に聴いてみると、ここにこめられた感情はおそろしく深いことがわかる。どの曲からも悲痛な感情、哀切な感情が直接伝わってくる。まるで今まさに死につこうとしている鳥の声を聴いているかのようだ。とても他のことをやりながら「ながら聞き」のできるような音楽ではない。

古楽の世界は奥が深いものであることが痛感させられた。深夜に1人で熱燗でも傾けながらしみじみと味わいたい音楽だと思う。

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