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竹森俊平『中央銀行は闘う』(日本経済新聞出版社)

竹森俊平『中央銀行は闘う』(日本経済新聞出版社)という本を読み終えた。 著者の竹森氏は1956年生まれ、現在、慶應義塾大学経済学部教授である。 竹森教授は、一昨年2008年に同じ日本経済新聞出版社から『資本主義は嫌いですか』という著書を上梓している。今回の『中央銀行は闘う』は、竹森氏はそのように書いていないが、内容的に『資本主義は嫌…
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本田由紀『教育の職業的意義』(筑摩書房)

本田由紀『教育の職業的意義』(筑摩書房=ちくま新書)という本を読み終えた。著者の本田氏は1964年生まれ、現在、東京大学大学院教育学研究科教授である。メディアへの登場が多い方のように思う。本書は昨年2009年12月10日の刊である。 最初から恐縮だが、「教育の職業的意義」という言葉自体に少しの違和感を感じる。ぼく(1960年代前半…
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広井良典『持続可能な福祉社会』(ちくま新書)

広井良典『持続可能な福祉社会』(筑摩書房=ちくま新書)という本を読み終えた。著者の広井氏は、1961年岡山県生まれ、現在、千葉大学法経学部教授である。 本書は2006年7月10日の刊だから、出版後3年半を経過してから読んだことになる。 広井教授の本は、2000年代初頭に『定常型社会』(岩波新書)という本を読んで以来、約10年ぶり…
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ジャック・アタリ『21世紀の歴史』(作品社)

ジャック・アタリ(林昌宏訳)『21世紀の歴史』(作品社)という本を読み終えた。同書は2008年8月30日の刊である。出版当初から読みたいと思ったいた本だったが、今まで延び延びになってしまった。 著者のアタリ氏は、1943年、アルジェリア生まれのフランス人である。1980年代にフランスのミッテラン大統領の下で大統領補佐官として活躍し…
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佐和隆光『グリーン資本主義』(岩波書店)

この連休に佐和隆光『グリーン資本主義』(岩波書店=岩波新書)という本を読み終えた。著者の佐和氏は1942年生まれ、現在、立命館大学大学院教授である(京都大学教授を長く務められた)。本書は昨年2009年12月18日の刊である。 ぼくが佐和教授の本を初めて読んだのは、1980年代前半の学生時代のことだった。岩波新書から出た『経済学とは…
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宮本太郎『生活保障』(岩波書店)

宮本太郎『生活保障』(岩波書店=岩波新書)という本を読み終えた。本書は本年平成21年11月20日の刊である。 著者の宮本氏は1958年生まれ、現在、北海道大学大学院教授である。ぼくが宮本教授の本を読むのはこの本が初めてだが、社会保障分野に関する権威だという印象を持った。 脱線になるが、ぼくが新書を読むようになったのは、1980年…
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石井邦生『わが天才棋士・井山裕太』(集英社インターナショナル)

石井邦生『わが天才棋士・井山裕太』(集英社インターナショナル)という本を読み終えた。 今年10月、囲碁界に新星が現れた。わずか20歳4ヶ月の史上最年少で名人位を獲得した。井山裕太八段である。本書は、井山新名人の師匠である石井邦生九段が、わずか6歳の時の井山との出会いから、今年9月に張ウ名人(当時)に挑戦するまでを書き記した成長の軌跡で…
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佐々木毅『政治の精神』(岩波書店)

佐々木毅『政治の精神』(岩波書店=岩波新書)という本を読み終えた。本書は、本年6月19日の刊である。 著者の佐々木氏は、1942年秋田県生まれ、現在、学習院大学法学部教授だが、東京大学総長を務めた経歴を持つ政治学界の権威である。 衆議院における小選挙区比例代表並立制、政治資金法改正など、1990年代の日本の政治改革において、佐々木氏…
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岩田規久男『日本銀行は信用できるか』(講談社現代新書)

岩田規久男『日本銀行は信用できるか』(講談社現代新書)という本を読み終えた。 著者の岩田氏は1942年生まれ、学習院大学経済学部教授である。本書は本年8月20日の刊である。 ぼくはこのブログで次のようなことを書いたことがある。 日本には経済学者・エコノミストを名乗る人々が山ほどいるが、彼の主張は全くのバラバラで、共通点など何一…
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猪木武徳『戦後世界経済史』(中公新書)

猪木武徳『戦後世界経済史』(中央公論新社=中公新書)という本を読み終えた。 本書は本年5月25日の刊である。また本書は中公新書のちょうど2000番に当たる。 2000年代に入ってから多くの出版社が新書市場に参入したが、中公新書は岩波新書、講談社現代新書とともに古参的存在である。各社が毎月多数の新書を出版し、それらが玉石混交と思われる…
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阿部彩『子どもの貧困』(岩波書店)

阿部彩『子どもの貧困』(岩波書店=岩波新書、2008年11月20日刊)という本を読み終えた。読み終えた感想から言うと、たいへんな力作であり、ぼくのような社会問題・教育問題と直接関係のない一般人にとっても大いに有益な内容をもった本だと思った。 著者はまず、なぜ子どもが貧困であることが問題なのかという問題を提起する。 もちろん、貧困…
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山口二郎『政権交代論』(岩波書店)

山口二郎『政権交代論』(岩波書店=岩波新書)という本を読み終えた。著者の山口氏は、1958年生まれ、現在北海道大学法学部教授である。本書は本年2009年3月19日の刊である。 ぼくが山口教授の著作を読むのは、『戦後政治の崩壊』『ブレア時代のイギリス』(ともに岩波新書)に続いて、3冊目だった。しかし山口氏は新聞・雑誌等で多く論考を発…
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吉川徹『学歴分断社会』(筑摩書房)

吉川徹『学歴分断社会』(筑摩書房=ちくま新書)という本を読み終えた。著者の吉川(きっかわ)氏は1966年生まれ、現在、大阪大学大学院人間科学研究科准教授である。本書は、本年2009年3月10日の刊である。 ところで今、「学歴」というものについて、どのような印象が持たれているだろうか。今は昔と違い、実力社会だから、「高卒」「大卒」あ…
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岩田規久男『金融危機の経済学』(東洋経済新報社)

岩田規久男『金融危機の経済学』(東洋経済新報社)という本を読み終えた。著者は、1942年生まれ、学習院大学教授である。本書は2009年2月19日刊である。 一昨年夏のザププライム・ローン問題に発生に端を発し、昨年2008年9月15日のいわゆる「リーマン・ショック」に始まる金融危機、実体経済への波及、そして現在に至るまでの世界同時不…
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吉見俊哉『ポスト戦後社会』(岩波書店)

吉見俊哉『ポスト戦後社会 シリーズ日本近現代史⑨』(岩波書店=岩波新書)という本を読み終えた。本書は本年2009年1月20日の刊である。 著者の吉見氏は、1957年生まれ、現在、東京大学大学院情報学環教授とのこと。ぼくが吉見教授の本を読むのは、同じ岩波新書から2007年に出た『親米と反米』に次ぎ2冊目だった。 本書は、岩波新書からシ…
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アラン・グリーンスパン『波乱の時代 特別版』(日本経済新聞出版社)

アラン・グリーンスパン(山岡洋一訳)『波乱の時代 特別版』(日本経済新聞出版社)という本を読み終えた。 本書は、2007年に刊行(日本では2007年11月に出版)されたアラン・グリーンスパン『波乱の時代』の特別版であり、2008年9月9日出版の原著ペーパーバック版に追加されたエピローグを訳出したものだという。この『特別版』の日本での刊…
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竹森俊平『資本主義は嫌いですか』(日本経済新聞出版社)

昨日までで竹森俊平『資本主義は嫌いですか』(日本経済新聞出版社)という本を読み終えた。「それでもマネーは世界を動かす」という副題が付せられている。著者の竹森氏は1956年生まれの慶応大学経済学部教授で、本書は2008年9月8日の刊である。 ぼくは竹森教授の『1997年――世界を変えた金融危機』(朝日新書)という本を読んだことがあり、同…
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野中尚人『自民党政治の終わり』(筑摩書房)

野中尚人『自民党政治の終わり』(筑摩書房=ちくま新書)という本を読み終えた。著者の野中氏は1958年生まれ、現・学習院大学法学部教授、専攻は比較政治学とのことだ。2008年9月10日刊である。 本書は読んでいて興味深く、面白く、短時間で読み終えることができたばかりか、たいへん勉強にもなった。 著者の言葉をそのまま引用すると、「第…
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ロバート・ライシュ『暴走する資本主義』(東洋経済新報社)

ロバート・B・ライシュ(雨宮寛・今井章子訳)『暴走する資本主義』(東洋経済新報社)という本を読み終えた。 本書は本年6月26日の刊である。著者のライシュ氏は、1946年米国ペンシルバニア州生まれで、現在カリフォルニア大学バークレー校教授を務めている。クリントン政権下で、労働長官を務めた経歴の持ち主で、もし今秋のアメリカの大統領選挙でオ…
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ビル・エモット『アジア三国志』(日本経済新聞出版社)

ビル・エモット(伏見威蕃訳)『アジア三国志』(日本経済新聞出版社)という本を読了した。著者のエモット氏は1956年イギリス生まれ、同国の『エコノミスト』誌の編集長を務めた著名ジャーナリストである。同誌の東京支局長を務めた経験のある知日派であり、『日はまた沈む』等の著作でも知られている。 ぼくは、エモット氏の著作は「日はまた沈む」のほか…
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岡田克也『政権交代 この国を変える』(講談社)

岡田克也『政権交代 この国を変える』(講談社)という本を読了した。著者の岡田氏は現役の衆議院議員で、もと民主党代表である。 今日も日経平均株価は下落して終えた。これで12日間連続の下落だ。12日間も連続して下落するのは、なんと54年ぶりのことだという。 物価高、その原因となっている原料高、インフレ懸念、アメリカに端を発した先の見…
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デヴィッド・ハーヴェイ『新自由主義』(作品社)

デヴィッド・ハーヴェイ(渡辺治監訳)『新自由主義』(作品社)という本を読み終えた。2007年3月10日刊の本である。 著者のハーヴェイ氏は、1935年、イギリス生まれ、ジョンズ・ホプキンス大学教授、オックスフォード大学教授を経て、現在ニューヨーク市立大学教授で、専攻は経済地理学とのことである。本書は学術書として位置づけられるべきもので…
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杉山茂樹『4-2-3-1』(光文社)

杉山茂樹『4-2-3-1』(光文社新書)という本を読み終えました。本書はサッカーの戦術に関する本で、ブログ仲間のIさんから教えて頂いて読んでみたのです。 サッカーの観戦といっても、観戦する人によっていろいろな視点があると思います。特定のチーム(日本代表、鹿島アントラーズ、ACミラン等)を応援するという視点、特定の選手(ロナウジーニ…
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中尾武彦『アメリカの経済政策』(中央公論新社)

中尾武彦『アメリカの経済政策』(中央公論新社=中公新書)という本を読み終えた。著者の中尾氏は1956年生まれ、現在、財務省国際局次長を務める現役の行政官である。本書は本年2月25日の刊である。 本書は、題名どおり、現在およびこれまでのアメリカの経済政策と経済問題を分析するとともに、将来のアメリカ経済を展望するものである。 まず日…
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門倉貴史『官製不況』(光文社)

門倉貴史『官製不況』(光文社=光文社新書)という本を読み終えた。著者の門倉氏は1971年生まれ、著書多数の人気エコノミストである。この本は、2008年4月20日刊とあるが、実際には今週半ばに書店に置かれていた。たいへん読みやすく、面白く、3、4時間で読み終えることができた。 日本では今年に入ってから、株価が大きく下落している。これ…
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アラン・グリーンスパン『波乱の時代 上・下』(日本経済新聞出版社)

アラン・グリーンスパン(山岡洋一・高遠裕子訳)『波乱の時代 上・下』(日本経済新聞出版社)という本を読み終わった。本書は1987年から2006年まで、18年もの間、FRB(米連邦準備理事会)議長の職を務め、「マエストロ」と讃えられたグリーンスパン氏の回顧録である。上・下で約700頁、重厚な書だった。 ぼくは本書を昨年末に読み始めたので…
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大前研一『大前流 心理経済学』(講談社)

大前研一『大前流 心理経済学』(講談社)という本を今日までで読み終わった。本書は2007年11月8日の刊で、「貯めるな 使え!」というサブタイトルが付されている。 ぼくが初めて大前さんの本を読んだのは、就職した後の80年代後半だった。たしか『新・国富論』という本だったと思う。それ以来、『平成維新』『ボーダーレス・ワールド』などいろ…
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石野雄一『ざっくり分かるファイナンス』(光文社)

石野雄一『ざっくり分かるファイナンス』(光文社=光文社新書)という本を読み終えた。著者は1968年生まれの財務戦略コンサルタントだという。本書は2007年4月20日の刊である。 読み終えた感想を一言で言うと、素晴らしい本だと思う。名著と言っても過言ではない。企業の経営者・財務担当者にとっては必読書と言ってよいのではないだろうか。 …
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飯尾潤『日本の統治構造』(中央公論新社)

飯尾潤『日本の統治構造』(中央公論新社=中公新書)という本を読み終えた。著者の飯尾氏は1962年生まれ、政策研究大学院大学教授で、ニュース報道番組での登場も多いように思う。本書は2007年7月25日の刊である。 本書は、日本では議院内閣制が採られているため、リーダー(=内閣総理大臣)が強いリーダーシップを発揮しにくいというよく見か…
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門倉貴史『ホワイトカラーは給料ドロボーか?』(光文社)

門倉貴史『ホワイトカラーは給料ドロボーか?』(光文社=光文社新書)という本を読み終えた。著者の門倉氏は1971年生まれ、現在、BRICS経済研究所代表を務めるエコノミストだ。著書が非常に多い上、雑誌等での登場も多い。人気エコノミストである。 『ホワイトカラーは給料ドロボーか?』は、まず2007年の通常国会で安倍政権(当時)が法案提…
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